「ステップを踏んで」ドント・ウォーリー Ririenさんの映画レビュー(感想・評価)
ステップを踏んで
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母親に捨てられたせいでアル中になった男が
風刺漫画家となり、断酒会に入ってアル中から
脱する話
断酒会では皆の前で自分がアル中になった
きっかけなど話して気づきを得、ステップを
踏みつつ依存症克服を目指すのだが
マニュアルに沿ってステップ踏んで・・・と
いうのが合わない人もいるだろうし
宗教も絡んでくることからものの考え方
捉え方に個人差ありそうだし、克服する事より
ステップクリアが目的となってしまいは
しないかともやもや
まぁでも、これも宗教っぽいと思うけど
ハードルクリアで問題克服という
わかりやすい方向性を示すことで
依存症患者を安心させる効果もあるのかな
・・・と
それもひとつの依存的な考え方だと思いつつ
主人公ジョンが、ステップの中で
母を含めた、人を「赦す」くだりがあったが
彼がどういう心境の変化で赦す気になったのかが
よくわからなかった
マニュアルにあるからそうしただけのような
ジョンの依存対象が、
酒から、漫画を描くことで人から
支持を得ることに変わっただけのような
気もするけど
前向きなラストは好印象
ジョンのブラック・ユーモアのセンスはあまり
好みではないけどアメリカ人の感性では
面白いと感じる人が多いのかもしれない
ホアキン・フェニックスのなりきり感は
すごいと思った
車椅子で爆走したり、手足のごとく操ったり
かなり練習したのでしょうね
プロ根性を感じた
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