「我々は細胞の集まりに過ぎない」アナイアレイション 全滅領域 rakoponさんの映画レビュー(感想・評価)
我々は細胞の集まりに過ぎない
ネトフリ製作映画は始めて見たけど、ナタポー主演だしクオリティはハリウッド映画と変わらず。
小説「全滅領域」を原作に、エクス・マキナのアレックス・ガーランドが映画化。
エクス・マキナもそうだったけど、当たり前だと思われてる人間の権利や生活、命に対してメスを入れてくれるようなSFは大好き。
本作は設定から美術から、未知のものに対する好奇心と恐怖をたっぷり刺激された。
個人的にはこういう現象は全然ファンタジーとは思ってないし、我々はただ宇宙に生かされてるだけで、なにかの拍子で他の同じく「ただ生きている」生命体と遭遇してしまうことは十分あと思うし、相手が必ずしも地球侵略とか人類滅亡とか分かりやすい目的を持っているわけでもないと思う。
そんな当たり前の可能性や考え方を改めて教えてくれ、謙虚にさせてくれる作品だった。
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