「伊坂幸太郎を彷彿とさせる群像劇」恋愛依存症の女 Kentoさんの映画レビュー(感想・評価)
伊坂幸太郎を彷彿とさせる群像劇
199分の長編映画であるが、それを感じさせない程、ラストシーンへの伏線が張り巡らされており、最初から最後まで観客を飽きさせない内容であった。
伊坂幸太郎を彷彿とさせる群像劇で、劇団・バイト先・小説家・編集社から、兄弟・元恋人・学生時代の同級生まで、様々なコミュニティや人間関係が複雑に絡み合う物語であった。
群像劇を題材とする映画の場合、バッドエンドで終わることも珍しくないが、シリアスなシーンも挟みつつ最後はコメディ要素を強烈に盛り込んだまとめ方をしていた。
まだ30歳前後と若く才能に溢れる木村聡史監督と、多様な演技を見せるキャストに今後も注目していきたいと思わせられる映画だった。
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