「前半は退屈2倍速にして!一度富山に来られ」ここは退屈迎えに来て kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
前半は退屈2倍速にして!一度富山に来られ
今をときめく若手俳優たちが勢揃い。2018年、ロケ地巡りの案内のついたチラシを手にして、隣県の富山の地をチラ見したのですが、このロケ地があまりにも魅力がなかったので観るのをあきらめた。
富山弁が全く使われない作品でもあり、いつもは地元びいきするのですが、あまりにも標準語だったのに愕然としてしまいました。また、引きの映像が多様され、俳優たちの表情まで読み取れず、前半は各年2004、2008、2010、2018の4つのパートが絶妙に絡みあうのであるが、意外性とか運命的な繋がりかと思いきや、単に元カレ、元カノという繋がりのみだったのが残念。しかも援助交際の描写やヤリマンという単語も飛び出し、何もない田舎にはセックスしか楽しみがないのかとも思わせる内容・・・だけど、原作者は富山出身なんですよね。
援公カップルである47歳のマキタスポーツと木崎絹子と絹子の兄・成田凌が無理矢理感を代表している。あっぷるぐりむでの二人の女性、岸井ゆきのと内田理央もその一角だ。考えたら、ファミレスとラブホとゲーセンと高校が中心だったけど、自然豊かな富山の街並みが全く生かされてなかった。引きの映像を多様するなら、立山を中心にいっぱいあるがに。
頭の中で人間関係を整理しながら観ていると、橋本愛に名前がないことがわかる。そして、それが生きてくる終盤。自動車教習所で働く成田凌の存在もいい。でも、結婚してもうとるから、もう無理やっちゃ。懐かしい高校生活を思い出し、田んぼの中の道を自転車で駆け抜けたり、プールで水遊びする、いかにも青春!ってところは良かったちゃ。
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