「とても勿体ないと感じた」劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オリオンの矢 Saiverさんの映画レビュー(感想・評価)
とても勿体ないと感じた
クリックして本文を読む
結論から言って、戦いを見ていてLvの差がわからなくなった。
モンスターが神を取り込んだ事態に対して、低Lvが多いPTで向かわせるギルド、つけられる上級冒険者が極めて少ない。
世界の危機を感じられない。何故Lv7やLv6を一人も向かわせないのかわからない。
戦いぶりにもLvの差が感じられず、1つ上がるだけでも隔絶した強さの違いというのが見受けられなかった。
英雄とは選択肢を選ぶのではなく、選択肢を壊し天秤を壊せるもの。二者択一でもなく、それを壊せるもの。
それを始終やるのがベル・クラネルで天然の英雄であり、だからこそフィン・ディムナが人工の英雄から成長しようとするきっかけとなった。
劇場での選択は、これらの原作の表現から逸脱しており、とても同一人物とは思えなかった。
アンタレスとアルテミスの繋がりに指定してオリオンの矢を使って断ち切り助け、皆と力を合わせたアルゴノゥトでアンタレスを倒した方がまだ納得できた。
原作を愛しており今も読んでいるからこそ、全体的に甘く中途半端に感じ、勿体ないと思いました。
コメントする