「意外と楽しかったけどな」劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オリオンの矢 ゴトーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5意外と楽しかったけどな

2019年3月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

ダンまちはTVしか見ておりませんで、小説などからの情報は全く持ち合わせていません。シネコンのポイントが貯まっていたので「あ、これ前にTVでやってたやつだ。わりと好きな作品だったから時間空いたから見に行ってみるかな」的なライトな立場での感想です。

おそらく原作を読んでいる方々からすれば色々物足りないのでしょうけど、全体的にアニメの映画って尺を考えたら表現しきれなくて、こんな程度にこじんまりとする物でしょう。私はTV版しか予備知識がないのでやや駆け足だけどコンパクトに上手にまとめられていたと思いましたよ。一通りティーン層が好きそうな「日常、恋愛、バトル、お色気」もTVシリーズを見ている前提ですが、お約束として配分されていたと思います。

映画って大体2時間くらいでやらないとならなくて、そうするとラノベだけでなく漫画や小説の原作付きは尺という制約がかかります。アニメじゃない実写映画「七つの会議」だって「散り椿」だって「空飛ぶタイヤ」だって、みんな原作と違う!ってレビューに描かれています。
尺が決っている以上映画用に物語を構築するのは仕方のない事。そこはもう割り切って乗っかって楽しむのが吉ではないでしょうか。
そこに物足りないと不満を語っている方々を散見しますが、それだけ原作作品を愛していらっしゃるのでしょうね。あ、別に嫌味は含んでませんよw

テレビで見ていたキャラクター、半分くらい忘れていました(笑)。モブのような扱いでチョロチョロって顔出ししていて「あ、そう言えばいたいた」って思い出しました。ヘスティア組とその他仲間で物語を進めて行くのは少し懐かしく楽しかったです。
最後アルテミスがああなってしまう結末だったのは意外でした。確かTVのラストではベルくんがその素性からチートな能力を持っていて結局「最初は貧弱だけど、最後に実は俺TUEEEE系アニメ」という事だったので、その能力とオリオンの矢の複合パワーで救出してくれても良かったのではないかと思いました。「ベル君、君は神々(私達)の予測を超えた存在だ~!」位にご都合主義でも、この作品なら許せる優しさがあるように思います。

外伝ですが二期も決定したようなので楽しみにしたいと思います。

ゴトー