二人のレビュー・感想・評価
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Cumberbatchにしかできない
ヘアスタイル、ヘアカラー、服、表情、動きで全く別の人になれる俳優にしかできない芝居。10分足らずなのに悲しみときょうだいへの思いが突き刺さる。台詞と声が素晴らしいCumberbatchがほとんど台詞なしで演技する凄さ!
カンバーバッチ一人二役のショート映画
原題はInseparable、わずか11分のショートフィルム。
2007年イギリス映画。
台詞がほとんどない映画で、静かに進んでいきます。主人公(ジョー)が不治の病の宣告を受けてから、双子の弟?(チャーリー)に連絡をして二人が入れ替わり、チャーリーがジョーになって、ジョーの家へと帰宅するところまで、人生が大きく変わろうとしている姿を詩的に描いた作品。
ベネディクト・カンバーバッチで検索していて、たまたま見つけた良品映画。双子といえども、身なりも性格も歩んできた人生もまったく違った2人を、台詞ほとんどなしで、短時間でこれだけ見せられるとは、さすが、カンバーバッチ!
Inseparableは、離れられない、切ってもきれない…などの意味だが、双子の兄弟が切ってもきれないのか、ジョーが死の宣告を受けても家族とは離れられない気持ちからなのか、自分がいなくなっても自分を演じるチャーリーがいて、自分の存在は続くわけなので、自分という存在を世の中から「切り離せない」のか…?
チャーリーがジョー宅に帰ったとき、一瞬、妻は笑顔で迎えますが、すぐにジョーでないことを察し、顔つきが変わってしまいます。でも、息子はパパが帰ってきたとばかりで喜んで。受け入れて生きていくのか、複雑な心境でしょう。
弟(チャーリー)は、ギャンブラーで浮浪者のような、どうしようもない男だったようですが、ジョーはチャーリーのことを思って、再生のチャンスを与えたのか……?(最後、二人がハッグして泣くシーンがあるので、兄弟仲は悪くなかったように思える)
日本語字幕のものが見られる環境も前はあったようですが、自分は字幕なしのものをyoutubeで見ました。
Inseparable " A Story Of Twins " で検索すれば出てきます。
ベネディクト・カンバーバッチが好きな方は是非、ご覧あれ。
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