「スピリチュアルジャズの境地」ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン JJJJJさんの映画レビュー(感想・評価)
スピリチュアルジャズの境地
ジョン・コルトレーンについては名前を知っている程度の知識で鑑賞。
音で人を感じることができるから2番目の奥さんと出会い、感じたことを音にできるから街の雰囲気からフレーズをつくることができる。この映画だけで受けたコルトレーンの印象は、実在した人物にも関わらずファンタジーな存在で、そして"ジャズではなく自分自身を演奏する"という境地が一体どのような感覚なのか強く興味を惹かれる。ただ、この境地に至ったプロセスに薬物を自らの力で断ったという壮絶な苦しみがあったわけで、これは常人では到底想像できない領域である。(だからこそ興味が湧く)
観賞後にレコ屋に直行してMy Favorite Thingsを購入。ブルートレインと至上の愛はいつかお目に掛かりたい盤なのでその時を待つ。
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