「子どもたちに誤解されやすい描写が…」アナと雪の女王2 ぽかりさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもたちに誤解されやすい描写が…
<ステキだった、学べた部分>
・自分に出来る事をする 小さなことから…
…例えば歩く事から、そして、
結果的に前に進むことができる…。
・災害への備え。災害のメッセージ。
近年の地震、台風、雨…。
これらが、私達の行為に対しての
警告だったら…と思わせる描写も。
警告なので、備えるきっかけになればと
感じました。
・戦闘のおろかさ、卑劣さ。
…だまし討。日本でも北海道開拓などで
されたと歴史に残っています。
勝つためには、何をしてもいい…という
大人の戦争の世界の恐ろしさが
子どもたちに伝わればと思いました。
<子どもたちに誤解され易いと感じた部分>
…一回しかみてないので誤解してたら
すみません。
・チカラにはチカラ?
…精霊たち(?)の妨害に遭う際、
相手との対話を求める前に、
相手の攻撃(妨害)に対して防御が
続きます。
前に進みたいという意思はあるけど、
相手に伝わっているのかを顧みず、
チカラにはチカラで…という部分、
今の戦争の火種と変わらないこと、
別な表現で、子どもたちには
伝えたかったと感じました。
・力づくで従わせればいい?
水の精霊(?)…馬さんは、最初、
攻撃してきたのに、手綱をつけたら
協力してくれるようになった…。
この描写は、かつての人間が馬に
してきたように、強制的に従わせる
描写の延長なのか、
それとも、何とか海を渡ろうと、
努力をする姿に馬さんが共感したのか…
と、解釈に悩みましたが、
前者の可能性のほうが高いなと
感じました。
そして、子どもたちに、
誰かに協力してもらうためには、
話し合い、知ってもらって、
共感してもらった上で、
協力してもらう…のではなく、
力づくで従わせればいいとか、
人間が、全ての動物で一番偉くて、
従わせる権利がある…
…といった、今も続く、
人間のエゴを引き継ぐ
…誤解がないといいなとも
思いました。
最後のテロップ…長いですね。(約15分)
スターウォーズより長かったかも。
その後、少し寸劇があるので待っている人も
多かったですが、長かったです…。