プーと大人になった僕のレビュー・感想・評価
全65件中、61~65件目を表示
原作を読みたくなった
細かい演出やストーリーは気にせずに、観ると良いと思います。ほっこりと幸せな気持ちになれます。
プーさんは、何もしないをしているみたいですが、忙しない生活に慣れた大人には、なかなか難しいですね。やはり、現代人は働きすぎなのでしょう。私も、有給休暇が、もっと欲しいわ。
大人とは、仕事とは
大人になってしまったクリストファー・ロビンと変わらないプーたち。
仕事とは、家族とは、友達とは、幸せとは、大人とは等様々な問いかけがある気がした。
大人になりたくてなったわけではない。
だからといって過去に戻りたいわけでもない。
好きでもない仕事をしたくてしてるわけでもない。
でも仕事はしないといけない。
大人はなんで仕事をしているのか。
幸せとはなんなのか。
家族のため、生活のため、金のため。
様々理由があるが、やっぱり好きでもない楽しくもない仕事はしない方がいい。働き過ぎ良くない。
好きなことができてるかというと半々な僕はまだ恵まれている。
夢のためにと割り切って今日も仕事をする。
クリストファー・ロビンは「何もしない」をすることができなくなるという。
何もしないことが最良の場合もある。
覚悟を決めた時の人間の底力、そういう時の力の方がうまくいくこともある。
プーは風船があれば幸せという。
自分にとっての幸せとはなんなのか。
プーは今日は今日さという。
いろいろ考えさせられた。
とりあえず仕事とは、大人とは考える。
何もしないができる自由な大人になりたい。
実写化は思ってた以上に良かった。
原作「クマのプーさん」の最終章から始まるあたりも。
原作もディズニーも見たくなる。
働き過ぎの大人が忘れていた何かを思い出す映画。
見方によっては突き放され感が半端ない。
映画の中の『寄宿舎』という言葉を有名進学校とか私立御三家とかに置き換えてみると、ユアン・マクレガーの言動は日本の中学受験の状況下における親の心理状態にピタリと当てはまります。
いい学校、いい会社に入るためだ、と自分に言い聞かせながら(或いは本当にそういうものだと信じ込んで)子どもを受験勉強に駆り立てている親の何と多いことか。お隣の韓国の競争状況などは日本以上に苛烈だとも聞きますし、もしかしたら多くの先進国で、中学受験とか大学受験とかの違いはあるにせよ、似たような状況にあるのかもしれません。
『何もしない』って良いね、と感じたとしても、受験競争(社会に出てからの出世競争でも同じこと)においては、自分の子以外がみんな〝何もしない〟でいてくれたら、勝ち残って受かるのは(出世するのは)自分の子だけ、という理屈が成り立つわけで、自分の家庭が周囲のどの家庭よりも率先して、何もしない、という選択肢を取ることは考えられないし、反対になるべく自分の子以外の多くの家庭が『何もしない』側になってくれると助かる、と思うのが一般的な親の心理傾向だと思います。激しい競争環境におかれていながら、何もしない側に回ることは、現代の競争社会では誰かが勝手に決め付けた“負け組”となる道を自ら選択することになりかねません。
この映画で感動した、気付かされた、という類の感想を持ったほとんどの方は、そういう考え方はもう止めてもいいんじゃないか。会社で雇用よりも効率を優先するのは何か違うんじゃないか。もっと大事なことがあるんじゃないか。というようなことを、漠然とかもしれませんが、感じているのではないでしょうか。
この映画は現代社会の過酷な競争状況のあり方とそこに巻き込まれている子どもたちの解放を分かりやすく示しておきながら、現実社会での現実的な対応について、何も語ってくれません。
『何もしない』で何かを得たり、充実した人生を送ることについての具体的なイメージは、すべて観る者自身に委ねられたように思えます。自分のことは自分で決めなさい。もう〝大人〟なんだから。と諭されている気分です。
マイナスイオン
とにかくマイナスイオンが出てる
寂れた廃れた枯れた心に湧き出る泉。
心が満たされる。
「何もしない事」をいつもしているプー。
毎日クリストファーロビンの事を想っていたプー。
プーさんの佇まい、声、ほぼ変わらない表情、
ロンドンの風景、100エーカーの森の雰囲気。
トンケンする仲間達。
2回くらい流れたかな「くまのプー」
全部がすーーーーっと心に入ってきて満たされる。
ああ、やっぱりプーさん好きだわーって子供に帰れた。
吹き替えもお馴染みの声優さんだそうなので是非劇場まで行って満たされに行こうかな。
モフモフなプーさん達を見て終始ニコニコする。
冒頭の、子どものクリストファー・ロビンとプーさん達の場面が実に楽しい。
原作にも、ディズニー版映画のラストに出てくるあのシーン
「僕は学校へ行く。
もう『何もしない』ができないみたいなんだ。
だからプー、君が代わってこの100エーカーの森で『何もしない』をしてくれないかい?」
「分かったよ、クリストファー・ロビン』
というやりとりに、とても感動する。
このまま子どものクリストファー・ロビン版でしばらくキャラクター達のやりとりを見ていたくなる。
この映画は、
「クリストファー・ロビンが失くしたものを取り戻す話」なんだと思うんだけど、小説に登場する
入学した寄宿学校でプー達が恋しくて描いた絵を同級生に見られてイジメられるクリストファー・ロビン
という描写が、子どもが観るからなのか、映画内には入れられなかった事で、クリストファー・ロビンが100エーカーの森を2度と訪れなかった理由がちょっとぼんやりしてしまった。
寄宿学校でイジメを受け、勉強で見返したからこそ、娘への評価基準も勉強と効率になってるんじゃないか。
さらには戦争で最前線をくぐり抜け、会社では仲間を効率の為に解雇する。
稼ぎを失い路頭に迷うかもしれないと分かりつつ。
100エーカーの森とはだいぶ遠い世界。
最後にそれを乗り越えてプーさんの隣で「何もしない」をするクリストファー・ロビンだからこそ感動するのかなと思うので、個人的にカットは残念。
全65件中、61~65件目を表示