「“Doing nothing often leads to the very best something.”」プーと大人になった僕 Evaさんの映画レビュー(感想・評価)
“Doing nothing often leads to the very best something.”
嫌なことがあって辛い時に丁度この映画が1番ぴったりの時間に上映していたので、何も考えず観に行きました。
大人から「将来のため」と言われてやってきたことで子どもの頃の心や笑顔を忘れてしまったクリストファーロビン、
毎日繰り返しクリストファーロビンが帰ってくるのを心待ちにしていたプー。
ロンドンの冷たい街で「赤い風船がどうしても、でもどうしても欲しいんだ」と手を伸ばすプーは、現代のこの世界でなにか幸せになれる大切なものが必要なんだと感じさせました。
ディズニーだからといって子ども向けなわけではなくて、この映画は大人の人に観て欲しいと言う思いが込められていると感じます。仕事人間になって、子どもとも心が通じ合えなくて、仕事に追われる毎日に、なにか子どもの頃の記憶というエッセンスを伝えたかったんだ思います。
こういった映画は子ども向けに楽しい映像に作られていますが、一緒に観た大人の方がずっと心に残る映画になるのが映画のまたおもしろいところです。
辛かったことも「どうにかなる」「人生は明日じゃなくて今日なんだ」と思ってまた頑張ろうと思える映画でした。
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