「モフモフなプーさん達を見て終始ニコニコする。」プーと大人になった僕 ダックスフントさんの映画レビュー(感想・評価)
モフモフなプーさん達を見て終始ニコニコする。
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冒頭の、子どものクリストファー・ロビンとプーさん達の場面が実に楽しい。
原作にも、ディズニー版映画のラストに出てくるあのシーン
「僕は学校へ行く。
もう『何もしない』ができないみたいなんだ。
だからプー、君が代わってこの100エーカーの森で『何もしない』をしてくれないかい?」
「分かったよ、クリストファー・ロビン』
というやりとりに、とても感動する。
このまま子どものクリストファー・ロビン版でしばらくキャラクター達のやりとりを見ていたくなる。
この映画は、
「クリストファー・ロビンが失くしたものを取り戻す話」なんだと思うんだけど、小説に登場する
入学した寄宿学校でプー達が恋しくて描いた絵を同級生に見られてイジメられるクリストファー・ロビン
という描写が、子どもが観るからなのか、映画内には入れられなかった事で、クリストファー・ロビンが100エーカーの森を2度と訪れなかった理由がちょっとぼんやりしてしまった。
寄宿学校でイジメを受け、勉強で見返したからこそ、娘への評価基準も勉強と効率になってるんじゃないか。
さらには戦争で最前線をくぐり抜け、会社では仲間を効率の為に解雇する。
稼ぎを失い路頭に迷うかもしれないと分かりつつ。
100エーカーの森とはだいぶ遠い世界。
最後にそれを乗り越えてプーさんの隣で「何もしない」をするクリストファー・ロビンだからこそ感動するのかなと思うので、個人的にカットは残念。
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