来るのレビュー・感想・評価
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原作を読んでいる人向けの感想です。
まず、冒頭40分は観る必要がありません。
つぎに、中程の60分は観る必要がありません。
そして終盤の34分は観る必要がありません。
模倣犯以来に鑑賞後落胆しました。
原作を読んで、期待して鑑賞しに行くのはやめたほうが良いです。
同じ登場人物が出てくる、別の映画を鑑賞しに行くと思った方が気が楽です。
笑ってはいけない!レベルで登場の柴田さん
毎週、松さんに怖いでしょ!って、言われて気になってたコレ!
本当に怖いのか!?と椅子を深めに座って観たけど、、、
何か違う怖さと言うか、柴田理恵さんは、笑ってはいけない級の反則ちゃう(^◇^;)
日本アカデミー賞の最優秀主演男優2人、最優秀主演・助演女優賞受賞歴ある2人が、豪華に共演してるだけに、内容グタグタでも何とか耐えたけど・・・w
軸になる家族の人物像はしっかり描かれてるも、主人公の怪しいライターと霊媒師は、謎に包まれてまま。。。。続編作るんか!?
お世話になった監督さんでも、あんな無残に・・・作品は、選ばなアカンよね。〜☆2.2
ホラーの基本がなってない
原作は未読である。「告白」の監督が手がけた本格的なホラーだというので期待して見たのだが,かなり肩透かしだった。ホラーとしては基本を外してしまっており,ほとんど怖くなかった。一方,映画としての説明責任を放棄しているかのような展開であり,いずれも非常にガッカリさせられた。
ホラー映画が成立するためには,いくつか不可欠な要素があると思っている。見た目が怖いこと,敵の発生理由が明確であること,敵が理不尽であること,観客に当事者意識をもたらすこと,解決が明確で観客にカタルシスを与えられることなどである。「リング」などの作品は,これらのいずれの要素もクリアしており,ホラーとして十分に楽しめる作品であったが,本作は,かなり問題があると思った。まず見た目はあまり怖くない。毛虫がたくさん出て来て,血もやたら流れるが,敵も被害者も人間の形をしており,せいぜい白目を向いているくらいである。発生理由は全く説明されていない。敵は理不尽であるが,敵の正体について観客にはほとんど知らされず,登場人物の一部のみが知っているだけというのであるから,脚本の方がはるかに理不尽である。話の展開上,観客は当事者になり得ず,自分に災難が降りかかって来ることはまずないので,単なる目撃者をやらされるのみである。最終的に,あの終わり方では,わざわざ観に来た観客に失礼ではないかと思った。
主人公の妻夫木は,いかにも現代にありがちな若者を演じており,リアルな家族より自分がネット上で作り上げた家族の虚像の方を大事にしているところなど,観ていて非常にイライラさせられ,あまり同情を感じなかった。その妻を演じる黒木も,自分の生みの母を嫌悪しながら次第に自堕落になっていく様子が目も当てられなかった。主人公の高校時代からの友人を演じている大学教員役の青木も,非常に忌まわしい存在であり,解決に協力しようとする岡田も過去に身勝手な行為を行なっていて,精神に負債を抱えていた。霊能者の姉を持ち,それに憧れるキャバ嬢の小松も,虚弱さを持った人間である。唯一,霊能者を演じる松だけが毅然としていたが,正体が不明のままというのは全く釈然としなかった。同様に霊能者を演じた柴田がお笑いをかなぐり捨ててシリアスな役に徹していたが,様々なバラエティ番組での言動がそれを許していないような気がして,最後まで違和感が抜けなかった。要するに,登場人物の誰にも感情移入ができないという困った話であった。
音楽は全く耳に残らず,演出も怖くしたければいくらでも方法はあるだろうに,やたら血をぶちまけるだけというワンパターンなものであったので,かなり残念であった。あれでお終いとしたのは,続編でも作るつもりなのかも知れないが,仮に作られたとしても,この出来では続編に期待できるものは何もない。これだけ能力の高い俳優陣を集めながら,それぞれにやり甲斐がある役とは思えないというところに作品としての限界を見た思いがする。率直に言って役者の無駄遣いという感じがした。唯一の収穫は,露出の高い小松の姿くらいであったような気がする。一人の人間を救うのに何人もの人命が犠牲になるという話は,プライベートライアンのようでもあるが,映画としての出来は,スピルバーグ作品と比べては失礼というものだと思った。
(映像4+脚本2+役者3+音楽1+演出3)×4= 52 点。
ホラー要素よりも 人間が怖い
ホラー要素よりも 嫌な人間達の 嫌な部分の方が気持ち悪い。
田舎の嫌な部分 欲にまみれた人間の描き方が丁寧。
なぜ?なに?結局なんだったの?と意味不明な部分がたくさんあるが 演じてる登場人物も理解できてないのが映画を観てるとわかる。鑑賞してる人も同じ目線にするための演出だったのかもしれない。ただの説明不足かもしれんがw
終盤のシンゴジラのような作戦は笑った。よくできてたと思う。柴田理恵の演技が異質でよかった。AKIRAの実写化があるならミヤコ様を演じてほしいw
あまり深く考えずに楽しみ怖がる映画。
続編は作ってほしくないなー。
中島監督、最高です。
鑑賞後文句を言いたい気持ちも大いにわかります。しかし、これは中島哲也監督による中島哲也監督の映画です。ハナから原作の「ぼきわんが、来る」を忠実に映画化する気なんてありません。そうだったら中島監督に映画化の話なんて回ってきません。これは「ぼきわんが、来る」をベースにして中島映画特有のカラフル映像エンターテイメントを楽しむ娯楽映画なんです。
話に辻褄が合ってない、前半のテンポが遅くて怠い、そもそも妻夫木パートいる?などの意見を言う方は、全く中島映画をわかっていません。あれらは全てワザとです。原作「ぼきわんが、来る」が繊細に描き出した諸々の社会問題を中島さんは描いているように見せかけて全く描いてないんです。あくまでそれらを「退屈だなぁ」と思わせることに意味があり、「退屈だなぁ」と思うからこそ、最後の超特大除霊コントの部分が映えるのです。退屈な社会問題や心の闇なんてどうでもいいんだ、そういうの全部まとめておれが除霊してやるよ!!という中島さんのロックンロールなんです。楽しい!!
仏教、神道、修験道、その他多数の宗派が力を合わせて都会のベッドタウンのど真ん中でド派手な除霊を行うシーンはホラー映画史に確かな1ページを刻みました。
このシーンだけでも映画館に行く価値は確かにあります。除霊ホラーと中島映画が好きなら必見です。映画という芸術はなんでもありなんです。ラストのオムライス、見事でした。
なんじゃそりゃ
原作が好きすぎて、ちょっと、雰囲気変えられすぎでダメでした。
原作未読で監督のファンならいいのかな…
あと、アクの強い演出をする邦画がもともと苦手なので…
エンドロールが短かいのは良かったです。
あと松たか子の演技。かっこいい
前半はクソ。後半は意味不明。
「来る」鑑賞。
*概要*
大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー。
*主演*
岡田准一
妻夫木聡
黒木華
*感想*
原作は未読。ホラーは苦手ですが、気になったので鑑賞。
汚いタイトルでごめんなさい。タイトル名がそれしか浮かばなくて、とにかく前半がクソでした。
イクメンパパの妻夫木聡、育児ノイローゼで悩む黒木華。特にイクメンの話がとにかくイライラする!不愉快だし、全然好かない人物ですね。あまりにもイラつくから途中で帰ろうかなって思っちゃいました。(笑)
育児ノイローゼの話も不愉快。胸くそ悪いと言いますか、マジで最悪ですね。子どもが可哀想です。
ホラーなので、霊的なやつなのかなって思ってて、ずっとビクビクしてましたが、本当に怖いのは「人間」ですね。
オカルトライターの岡田准一、霊媒師の柴田理恵、松たか子、小松菜奈も名演技でした。しかし!話が全然意味がわからない!!
こっちまで精神がおかしくなりそうだし、頭が痛くなった。何故か「仄暗い水の底から」を思い出しました。。
あ~今日の夕飯はオムライスかな…はは…(^^;
最初から最後までまで鳥肌たちまくりの面白さ
今年の5本に入るくらいの名作、そして中島哲也監督の真骨頂であり最高傑作でした。
ストーリーや予告編を見るとホラー映画か、と思うような内容。実際観てみたら、「貞子VS伽倻子」「世にも奇妙な物語」「トリハダ」「放送禁止」「怪談新耳袋」の要素をとても上手く混ぜて中島監督色に染め上げた最高のエンターテイメントホラーで、物凄く満足する作品、なのですが…。
ホラー映画の要素が強い映画ではないと思いました。観たら分かると思います。この映画、「ホラー映画」というくくりではありません。というか小説読んでる人なら分かると思いますがそのくくりにはとどまらない内容でした。
家族や子ども、子育て、現代の人間関係に関する社会問題を超スーパー浮き彫りにしてガツンと世間に突き付けた社会派人間ドラマサスペンスじゃないかなあ。特に子どもに関する要素が色濃い。
「コウノドリ」シリーズを見て沢山泣いて色々考えさせられた親達や視聴者の人達がこの「来る」を見てどんな感想が飛び出すのか凄く聞いてみたいな。
連日のようにニュースで取り上げられる、親の子どもに対するとても嫌な内容の事件、ああいうニュースはえげつない詳細を何度も何度も繰り返し毎日伝えてくるけれども、それをしつこく詳細を伝える事で果たしてそういった事件は無くなるのかな?と疑問に思っていた。あのニュースを流すよりも「来る」を流して世間の親やこれから親になる人に根本的な部分から啓蒙したほうが良いんじゃないんですか、と思ってしまった。親だけではなく、世界中の人が道徳の授業の時間を改めて設けて、この映画を観た方が良いと思う。
こんな事書きましたが、本当映画としてのエンターテイメント性もめちゃくちゃ優れているんです…。前作の中島監督の「渇き。」「告白」などを観ても思いましたが、原作本を面白い映画へと昇華させるのマジ上手いよこの監督。既存の作品を映画化、実写化することの長所を最大限に活かすことに長けてる。相変わらず…凄過ぎ。始まった瞬間から最後の最後まで、マジで目が離せないし、結構長い映画ではあるのにその時間がきちんと必要だったと感じさせる濃厚で丁寧な作りで満足感満腹感が半端ないよ。いくらでもお金を注ぎ込みたいと思うような作品ですね。
キャストも一人一人演技とも思えないような演技とキャラクター設定が良い、誰も浮いてない、誰も置き去りにされてない。俳優達にとって、この作品に出れた事は本当誇らしい事だし代表作になったと思う。
特に岡田君…!!!この数年間、この10何年間、どっしりとした一本筋が通っている心も体も強い男の中の男役や歴史上にいたマジ強え凄え男役を散々やってきて、むしろもう我々が死ぬまでにこういった役を演じる岡田君しかもう見れないんかと、岡田君に対して絶望を抱き彼が出てるだけでその映画を観るのをやめてしまう映画ファンもいたんじゃないかという謎の呪縛に縛られているなあと勝手に思ってました。
そんな呪縛をこの映画で、中島監督が解き放ってくれた…まじ拍手です喝采です素晴らしい。今回のようなクズのフリー記者みたいな役とかさ、池松壮亮・リリーフランキー・柄本時生とかが率先してやってるような役とかさ、もっとガンガンやればいいしそれが功を奏してもっと色んな種類の映画や監督からお声がかかるだろうし(大人の事情も勿論色々あるんだろうけど)これを機に世界が広がるといいな…。岡田君の役がいなかったとしてもこの映画はただの謎なホラー映画として成立はするんだけど、途中で岡田君(フリー記者)・小松菜奈ちゃん(独学霊媒師)・松さん(本業霊媒師)が出てきたところから物語が10倍ぐらい面白くなっていって、進めば進むほど色んな意味で鳥肌止まらずゾクゾクしていくんです。
とても辛い嫌〜な人間の本性が言葉の節々とか空気感で伝わってきて本当に気持ちが悪い胸糞悪いところも多々あるんだけど、決して他人事ではないし日本人の多くがこの病名を持たない病気に侵されているから、ギクッとする人も沢山いると思う。この作品のメインでもある正体不明の謎の怪物は(ある種ネタバレですが)絶対その病気が呼び寄せているものでもあるので、よく大人が子どもに「これを守らないとお化けが迎えに来るよ〜」と軽い脅しをしたりするけど、それと一緒で大人達にはこの「来る」を見せて、人の気持ちを考えない行動をし続けるとこんなに怖い怪物を引き寄せるんだよ、と、とても真面目に教育をし直した方が良いと思います。
あーマジ面白かった…泣きながら夜道歩いて帰ったけど、あの余韻も最高だね。面白い映画ってやっぱ大好きっす…。
ホラーとしてはどうかな?
豪華キャストで難なく楽しめた。
ただ正体のわからない恐怖を目指して失敗感。
人間の心の闇を直球で暴き出している。
「最後に愛と正義が勝つ」がなくてモヤモヤ。
お祓いライブは必見です。
神道仏教プリキュア入り混じる日本そのもの。
清潔好きな化け物には笑った。
恐ろしいもの
「来る」の主語は何か。
きっと恐ろしいものであろうことは想像には難くない。
原作の小説を読んでしまっているので、小説のタイトルに組み込まれている、その恐ろしいもの「ぼぎわん」がどのように描かれるのか期待し過ぎてしまっていた。
「ぼぎわん」という主語をタイトルから外した理由は映画を観てみて理解できたように思う。
小説では、地域や代々家族に受け継がれていくような伝承やタブーも重要な点として位置付けていたが、映画では現代社会で多くの人が抱えている自己中心性や心の中の闇に焦点を当て過ぎて、逆に少し、怖さが漠然としてしまったのかなと思った。
小説は、この二つが交錯するように、いやーな感覚が頭に張り付くので、姿形の不明な「ぼぎわん」が輪郭を持たずに頭の中で広がる不快が、恐ろしさを増幅させように覚えている。
俳優陣も素晴らしいし、真琴役は本当に小松菜奈なの!?といった驚きもあったがために、残念賞をあげたくなりました。
原作とは全く別の...
監督がおっしゃった通り「お払いライブ映画」でした笑
ところどころ、クスっとした笑いもあり、
ホラーが苦手な人でも楽しく観れるのではないでしょうか。
配役も凄く良かった。
ただ...原作が面白すぎるが故...
別物だと考えれば十分に楽しかったのに...。
大部分を改変せざるを得ない理由はなんだったのか...
それが一番の謎でした...
日本版エクソシスト!にはなれなかったか
個人評価3.8
キャストもとてもよく、中島哲也らしい演出で台詞の掛け合いだけでも、面白く観れる。
脚本は大雑把のように感じられるが、日本の祟りや霊や神仏への畏怖など、日本人が説明無しでも漠然と感じている恐怖を描こうとしている。その点は軽薄な日本ホラーとはテーマが違う。しかしそれは原作が持つテーマだろう。
また日本独自のお祓いなどの描写をしっかりとエンターテーメント的に描き、日本版エクソシストかと思いきや、安物のCGでせっかく作り上げた世界観を自らB級にしている。
中島哲也の描きたいファンタジーの世界観と、原作のテーマはおそらくマッチしていないのだろう。
古来の姥捨山や子殺しなどから来る、日本人が古くから受け継いでる見えないモノへの畏怖や恐怖をきちんと描いてくれれば、作品性の高いホラーになったが、中島哲也はそれは求めてないのだろう。
しかしながら、小松菜奈の破壊的な可愛さや、告白のキレッキレな松さんを感じさせる霊媒師っぷりは、流石の中島哲也の力量である。
日本版のエクソシスト?
楽しめました、このテイスト割と気になります。
日本版のエクソシストと言った感じでしょうか。
にしても会社のムードメーカーの後輩って、
なぜ狙われたのか不明です。
また、妻夫木さんの最後の対応の何が悪かったのかも良く分かりませんでした。
これは和製ホラーという名の怪獣vs.自衛隊みたいな映画
和製ホラーではあるが、呪怨やリングといった和製ホラーとはちょっとジャンルが違う。その恐怖の実体を見せないところに恐ろしさはあるが、とにかく強さが怪獣級!
その除霊というかお祓いは、もう怪獣と戦う自衛隊の戦闘シーンを思わせる!
音で驚かすと言った手法はほぼありません。何かを訴えているというテーマ性ありません。国も存在を認めてる霊能者連合と見えない邪悪な者と戦うエンターテイメントなのであります。
新たなカルトホラー
予告編が過剰演出では?!と思って観賞したが、なかなか緊張する映画でした!
得体の知れないモノに襲われる、絵に書いたような幸せな家庭。でもそれは人の奥底のドロドロとしたモノをこみ上げさせたような、人の生と死を極端に描いたような。
得体の知れないモノは昼間だろうと、人混みのなかの細かな空間にも襲ってきて、日常と非日常の境界をあやふやにした描写がより緊張感を増しました!
あと、キャストがいい!あの手の役がハマってる妻夫木聡と、悲壮感のある黒木華に、凛とした松たか子。安定の岡田准一。
これをまとめた中島哲也監督は改めて凄いなと思いました!
スケールも大きい映画!
なにより、松たか子がかっこいい!
この世界感、支持します。
Never young beach のお別れの歌のPVを見て以来、小松菜奈がお気に入り。体形しぐさとか、ちょっぴり不美人なとこが良い。「渇き」も「雨上がり」も観に行かなかったことを激しく後悔。懺悔のつもりで観て来ました。
乱暴な脚本。容赦無い演出。豪華感のあるキャスト。狙われるのは弱者の代表たる幼女。イヤーな予感しかしない冒頭部分。だったが。
結果的には、蛇足解説無しのスピード感、豪華キャストを使い切った演出、クールさを際立たせるヒップホップ、最後は愛が勝つと言う結末、ちょっと血反吐血飛沫、飛び過ぎだけど。全部引っ括めて好き。
最後は姿さえ見せない松たかこさんのカッコ良さ。オムライスの国の嫌われ松子感。中島ワールド全開で痛快だった!
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