来るのレビュー・感想・評価
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来たかも・・・
今日は美園のイオンで観ようと決めていて時間が合ったのだが期待以上に面白かった。田原秀樹が死ぬまで、田原香奈が死ぬまで、そしてあれと霊媒師のお祓いスペクタクルの3部構成になっていてお腹いっぱいなのだが、まあ中島哲也ワールドが炸裂していて、法事、田舎、結婚、出産、育児、浮気、不倫、遺恨、堕胎、悪霊、霊媒、と、人生におけるあらゆるシーンをこれでもかというくらいふんだんに、批判的に、シニカルに一歩引いて描く演出の手腕はやはり圧倒的で。決してホラーではなくどちらかと言えばコメディー。ぐっときたのは、黒木華が盛塩を踏みつけてニヤリと微笑むシーンと松たか子が岡田准一にパンチをくらわすシーン。そしてクリスマスの血だらけでコンビニでビールを買うシーンからのハッピー?なエンディングも生きているのか死んでいるのかこっちの世界なのか曖昧で良い
“あれ”
第1章で妻夫木聡が不可解な死を遂げた辺りで、
もう終盤かと思いきや、そのくだりが何回か来る。
少しばかり、くどいような気がした。
色んな意味でぐちゃぐちゃしていて、
色んな意味で謎めいている。
原作を後に読んだが、映画ではまた一味違うエンドになっていたのは面白かった。
松たか子演じる孤高で冷静そうな人間も、“あれ”に乗っ取られるような弱さを持ち合わせている。
最後細かい描写はなかったが、妹を守るために自分の命を投げ出したように思えた。
女の子の夢はオムライスの国は妙に不気味に思えた。
”あれ”の正体は結局なんだったのだろう。
ただ、生きている人間が、1番恐ろしく、きみ悪い。
私はそう思えてならなかった。
タイトルなし
全編怖くて終わったあともドキドキする。「それ」が結局姿をはっきり見せない一方で、人間の生々しい身勝手さは浮き彫りになるので、ラストも明確にめでたしめでたしとならない感じが歯に何か挟まったようなもどかしさを残している。
終盤は岡田准一達がハイになってたら片付いてたみたいな謎さもあるので、単純にオチがピンとこないみたいなところもある。かつて子供を堕ろさせた岡田准一と子供を産めない小松菜奈が腹くくって、親に愛されなかった子供をぎぼわんから取り戻したみたいな感じだろうか、雑にまとめると。ブログのPVのために作られた脆く薄っぺらい妻夫木黒木夫妻の「幸せ」を描いてた前半は今どきの皮肉だったが、後半の帰結に結びついてるようなないような。ストーリーがわかるようでわからないモヤモヤは気になる。そもそも不条理なホラーに論理的な筋がいるのかという気もするし、不条理だからこそ結末の納得感は重要な気もする。
ホラーとしては十分すぎるほど怖いし、二時間半と長めだけど飽きもない。何より小松菜奈が天使なので見てよかったとは思う。小松菜奈の姉も良いキャラしてたし。
初ホラー
初めてホラー映画を映画館で観ました。
と言ってもそもそもホラー映画は観ない派です。
ただ同じような考えの友達が
来るだけは観たいと言ったので、
1人ではないのであれば行けるかも!?
って事で劇場での鑑賞に至りました。
レビューの中に書いているひともいるように、
ただただ怖いだけではなく、
人としての行動等、考えされられる部分も多く、
え!?って思わず吹き出してしまうシーンがあったり、
あと除霊のシーンではあり得ないと少し萎えてしまったり、、笑
あとは、奇妙なBGMばかりでなく、ロックなBGMが流れたりと、
怖い部分と明るい部分があり、
なんとか観終える事が出来ました。
途中びっくりしてお漏らしするかと思いトイレへ立ち上がってしまったのですが、、、笑
初めは妻夫木くんが主役、途中からは岡田くんが主役となり二部作的な感覚でした。
観終わって後に、あそこはあーだった、ここはこーだった。と友達と話して
怖かったが6割。
ムカついたが4割のような感じでした。
その後友達は1人は嫌だと泊まりに来てしまいましたが、私は案外大丈夫でした。
だけど、もう絶対ホラー映画は映画館には行きません。
あのドキドキは心臓に悪いです
ちゃんぽんお祓いホラー
刺さるセリフ
ホラーは苦手ですが、ハラハラドキドキしながら観ました。中島哲也ワー...
ホラーは苦手ですが、ハラハラドキドキしながら観ました。中島哲也ワールドなのでホラー苦手な方でも楽しめると思います。
役者さんが一人一人すごく良くて、強烈なキャラクターなはずなのにすんなり入ってきました。
もう一度観たいと思っています。
面白かったです。
渾身の力作
見終わってスッキリするわけではないし、ドッキリびっくりお化け屋敷映画でもないので、評価は分かれるだろうが、「怖い映画」であること、力作であることは、間違いない。
怖い、という点では、オカルト描写ではなく、出てくる人間みな嫌なところ=弱さがあり、そこが原因になって、悲劇が続いていくということが怖い。
人は誰もみな弱さがあることは当たり前なので、それが悲劇になってしまうと言われたら、そりゃ嫌だよね〜。そしてさまざまな弱さが表現されるので、誰しも一つは該当しちゃいそうな点が怖い。
俺は、妻夫木さんが演じた役の弱さに近いところがある。ビビるわ。
なにせ俳優女優は演技派ばかり。演技面では何の心配もなく、映画に没頭できます。妻夫木、黒木夫妻の話が真ん中にあり、関わっていくのは岡田さん、小松さんなので、俺は途中で、実は松さん出ないのでは、という思いにかられたくらい。しかし、そう思った時からエンディングまで、もう一つの映画があるくらいの脚本だった。
松さん、小松さんは、中島監督に見出されて二人ともよかったね。松と小松が姉妹って名前のまんまだな。
後半の凄いところは、「こういうことが、実は毎日のように、どこかで行われているのではないか」と思わせる点かな。
そして、日本で見られる除霊の展示会みたいなエンディングをお楽しみください。
ラストシーンで、岡田さんが痛がっていないのは気になった。いったい、世界はどうなったのだろう?
2018/12/27追記
キネ旬によると、「ホラーテイストのエンタテインメント」というのだそうだ。なるほど、うまいこと表現するもんだな。
2022/7/29 追記
家族が契約しているネットフリックスで、4年ぶりに観た。あらためて面白かった。それどころか今回のが面白かったかもしれない。
前半の嫌な嫌な話で心がへこたれ続けさせられるる分、後半の "祭" が際立つんだろなあ。で、確かにエンタテインメントだった。
出てくる人みな上手いからこそ、この映画、観られるのだなと、あらためて感動。
なんだか微妙な作品
なんだオカルト映画じゃん
想像以上に凄かった!スタイリッシュホラー
監督のファンなので、ホラー苦手ですが、
中島哲也監督の大ファンなんで
「来る」観てきました。監督らしい
あの何とも言えないホラーテイスト。
中島哲也監督の作品って元々が
人間の中から出る怖さみたいなものを
わざと笑顔と明るい音楽で表現してて
それが恐ろしく怖いところがあり
今回、初ホラー映画な訳ですが
.
中島監督らしい人間の内に秘めた
恐ろしさだったり、只のホラーとは
また違った怖さが凄くてちょっと泣いた。
ホラー苦手なので
怖いシーンは顔あげれなかったです。
.
監督ならではな、
それぞれの視点が淡々と変わったり
映像の持っていきかたが、
アニメーションに似た映像の
変革はこの人にしか出来ない気がします
視点を変える事で映像に飽きが出ないので
ホント素晴らしいし、これからも永久に
映画を作り続けて欲しいです。
.
岡田准一さん、小松菜奈さん、松たか子さんが
美しく狂気に満ちて良かったです。
ただ、やはりホラーは苦手なのでこの評価。
でも冬休みや年末にかけて、休日何する?って
なった時にテーマパークに行かず、
この映画を一種のアトラクション感覚で
楽しむのもおススメです!!
そして何かがやってくる
「来ます」「え、いま?」
白昼堂々、人がたくさんいようが御構いなしに襲ってくる霊現象!人体破壊!ぽんぽんと攻撃してくるわりに"来る"ときは劇中霊能力者が来ますと言ってくれる親切!けど人体破壊!
圧倒的な強さを誇ってやって"来る"霊現象に私的には細かい理屈など考える必要なく楽しめました。テンションで押し切ってくる感じ、嫌いじゃないです。むしろ好き。
全編通して醜悪な人間の心の闇が描かれますが、ここら辺の受け取り方は人それぞれかな、と。私はハイテンションな霊現象に夢中であまり深く考えませんでしたが、同行者は登場人物たちの心中を気にしてついて行けていませんでした。
多くの人が言っているラストの除霊パーティに関しては文句なしです。全国から召集される霊能力者たちの除霊に慣れてる感が面白おかしくなっちゃいます。
何度も強大な除霊を乗り越えてきたんだろうな。沖縄から呼び出されたおばちゃん霊媒師たちの東京に来てはしゃいでる姿は、「この人たちなら倒してくれる」と思わせてくれます。
「何しに東京来たんですか?」
「バケモン退治や!!アッハッハ!」
新幹線から来るおじちゃんたちもいい味出してます。新幹線での会話はこの映画の五本の指には入る名シーン。
しかしそんなおばちゃんたちさえも苦戦する霊現象が"来る"わけです。
見てるだけで楽しい。霊現象も霊能力者もどっちも強者なのがわかるこそラストバトルが映えます。
ハイテンション除霊合戦というワードを聞いて気にならない人はそもそも性癖が合わないと思うので見る必要はないかなと。
気になる人、すぐに映画館行きましょう。
最初の1時間は寝てて良い
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