来るのレビュー・感想・評価
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要は、原作を読む必要があるということ?
映画を見た結果、もやもやしたのでここの評価を見に来ました。
やはり、みなさんもやもやしていますね。
演技がすごいので、瞬間瞬間は引き込まれているのですが
ふと、なんで?なんで? で、さっきのとのつながってるの?
で、なんで呪われてたの? なんで、そんなに強いの?
結果、勝ったの?負けたの?
でも、原作を読めばわかるようです。
読んだ方は、映画との違いを指摘してくれて納得できそうです。
原作を読めば、すっきりしそうなので読んでみます。
結果、映画はなにも伝えていない。
シュールで濃密、感情を翻弄される怪作
“なんだそれ”
かなり、かなり賛否が分かれる作品であることを、身を以て体験した。原作未読であり、その世界観、又はストーリーそのものを継承しているのかは未確認なので、その『ぼぎわん』なるものの正体が明確には表現してはいない映画本作ではそれが正に“テーマ”そのものであることが重点であると思うことにする。つまりは、子供を大事にしない全てはその報いを受けるという一言なのだろう。至極尤もなテーマだ。そしてそれを蔑ろにしている今の時代への警鐘。ハッキリとしたスローガンを元にした作品である。
そして、その対象は・・・ 俺だ。 ハッキリと言おう、俺への審判なのだ。世界中で今、一番下半身を失うのは”俺”である。
多分、そういう経験を持つ人間に対する”鉄槌”なのだ。
疲れた
立体的に広がる物語
青木崇高の演じる民俗学者にこの作品のヒントがある。民俗学というのは有名な柳田国男や折口信夫が研究したことで知られている、各地に伝わる物語や風習にまつわる考証である。
予告編が表現していたとおり、出身地の言い伝えが大人になってもずっとついて回り、いつしかエネルギーを蓄えて強大な邪悪さになっている。そこに人間関係の歪みが加わって、物語は立体的に広がっていく。
岡田准一に依頼する様子といい、松たか子の登場のタイミングといい、十分に考えられた構成で、自然で無理がない。だから怖さもストレートに伝わってくるし、スクリーンから目が離せなくなる。
どこか「リング」に通じるような日本的な、因習というか、多くの日本人の心に共通するような郷愁みたいなものと一緒になって存在する恐怖がある。思い出と恐怖が一体で切り離せないのだ。柴田理恵らの怪演もあって、現実離れしているのに本当にありそうという、絶妙なホラー映画になっている。
数日前に海外のホラー「ヘレディタリー 継承」を観てがっかりしたので、この作品によってホラー映画の評価が少し持ち直した感じである。海外の人に理解されるかは別にして、なかなかに面白い作品であった。
ビジュアルとエフェクトが新しい
ホラーとしては全然怖くない。
呪い神のいうか妖怪というかの、具体的姿は見せず、光と陰、振動や人の反応など様々な表現で観客に感じさせる作りは面白かった。
あと、売れっ子役者たちに、そんなエグい演技させるのか~ってあたりは新鮮でよい。
予告編で見せすぎちゃって、展開が読めちゃうのと。
根本的に、小説だからこそ面白く成立していたのに、映像にすると陳腐に感じちゃうのと。
妖怪の攻撃方法が単調で飽きちゃうのが、厄介な問題かな。
観終わったら、無性にオムライスが食べたくなりました。
普段はあまり
ホラー映画は見ないのですが、宣伝に釣られて見てしまいました。ホラーと言うよりは少しグロテスクな感じでしたが、展開も面白かったし、良かったと思います。結末が少し不完全燃焼でしたが。
ジャンルをホラーと言わないでほしい
怖そうだな とかなり期待して観ましたが
おふざけ要因満載で 始まって間もなく「ハズレ」だなと感じてしまいました💦
かつての「伝染歌」のような、
ジャンルは「ホラー」の括りで、予告も とても怖そうなんだけど 全然怖くない感じ(笑)
ホラーやオカルトのジャンルの映画ファンで、それなりに怖さを求める人なら 私のように がっかりしてしまうかもしれません。
こういうのは「ホラーコメディ」などという感じのジャンルにしてもらわないと💦
もちろん素晴らしい作品なのだろうけど 私は楽しめなかったです(笑) 途中で帰ろうかとさえ思いました。
全体的には描写や音楽がカッコ良かったです。
自分的に面白くないと感じた映画でも、まずは「観る」ことが大切だと思うので 鑑賞できて良かったです。
そう"来る"か~~~!
とにかく派手!ド派手!
CGをふんだんに使った迫力のあるホラーシーン!
スタイリッシュな見せ方!
凄惨な場面と不釣り合いなBGM!
ビビッド!サイケ!ポップ!ロック!グロ!
個人的に派手派手ド派手!な除霊シーンがオタク心を擽るしっちゃかめっちゃかっぷりでテンション上がりました卍
俳優さん達も当たり前だけど凄く凄く演技が上手で、
だからこそ、非常に勿体ないな~と思ってしまいました。
原作読んだ視点で意見すると、ここまで原作が凌辱されてると最早一周回って凄く面白いものに見えてくるなと……
これは壮大で盛大な二次創作、というか最早三次創作、みたいな。
"エンターテインメント"を重視しすぎたのか、折角の原作の社会風刺や問題視されている点が、変な風に書き換えられてしまっているなと感じました。
原作未読なら楽しめるか?と言われると、そうかもしれない。見せ方がとにかく派手だから。「新感覚ホラー!なんか育児問題?とかも表現されてるし、ホラーだけどホラーじゃない!すごい!」ってなるのかもしれない。とっても大衆向けな話題性がある仕上がり。画面の圧が凄いから、見せ方も凝ってるしカッコいいから、現代の問題にも割りと時間をさいて描こうと努力してるから、役者さんが現代の問題を熱演しているから、そういうとこだけ観ると普通に、面白いかも、と、思う。
でもなんていうか、作品における女性表象があまりにもお粗末で悲しくなった。という話。そうやって言っちゃうとちょっとフェミ臭いけど。
原作だと男性と女性が対立しきっていなくて、
悪としての人間を悪と見たとき、それがたまたま男性だったり、
どちらも信念があるゆえに空回りしてベクトルの違う失敗をしてしまっていたり、
子供を持てないことがカップルのどちらのせいでもなかったり、
結婚して子供を持つことが素晴らしいことであるかのように語る人間にうんざりする人間がいたり、
今問題視されていることに対して攻撃的でない印象を受けた。
でも映画は、なんかちょっと違う。
感想検索したら比較的肯定的な感想が多くてびっくりしたので、自分のマイナス寄りな意見も述べてみたいな~と思って初めてレビューします。お粗末な映画とかエラソ~なこと言いながらこの感想自体がお粗末です。すみません。
以下ネタバレ
※あくまで映画も原作も一回観た(読んだ)程度のうろ覚えの個人の感想※
①真琴がキャバ嬢な要素、いる??????
原作だと1ミリもキャバ嬢ではない。バーでバイトしてる設定。映画内でもキャバな捏造設定は1ミクロンたりとも活きてない……あとここぞとばかりに刺青彫りまくってるキャラクターにされてたのが、なんだかなぁ……監督の偏見のようなものが透けて見えるというか……
②香奈という女性の処理が雑
(原作)
イクメンぶる夫に振り回され精神的に疲弊。それでも娘との時間を大事にしようとして、夫の友人に夕食の誘いなどされても頑なに応じない。夫が死んでホッとするも、夫が夫なりに命を懸けて妻と娘を守ろうとしたことに自ら気が付いて「夫が命を懸けて守ろうとした娘」を守ろうとする。娘を一度連れ去られるも死なない。(死なない。)
(映画)
イクメンぶる夫に振り回され精神的に疲弊。その結果育児放棄・男遊び(夫の友人と。夫が死ぬ前から不倫してた)に走る。
"ぼぎわん"襲来の気休めに玄関に盛り塩を置く野田に「今更言っても遅いかもしれないけど、それでも夫さんは命を懸けて妻と娘を守ろうとしたんですよ」(的なニュアンスことを)と言われるも、彼が去った後に塩を皿ごと踏み潰し嘲笑。無惨に"ぼぎわん"に殺される。娘は連れ去られる。
家庭崩壊→育児放棄→男遊びでケバくなる女性、の図が安直すぎて監督の先入観?が透けて見えるなと(必ずしも嘘の図式?ではないけれど)。しかもそういう女性が"何かよく解らないものに殺される"処理がされているのがなぁ……
家庭崩壊したのって、香奈だけのせいじゃなかったよね?
確かに秀樹も殺されるという処理がされてるけど(原作でも確かに死ぬ)、なんかこれだと「家事育児を放棄して『女の子はいつだって可愛くなくちゃ!(※映画のセリフ)』と男遊びに逃げた母」が殺されたように見えてしまう。オマケに男(夫)の努力を男(第三者)に伝えられるけどそれに気付けない愚かな女(妻)、みたいな……片寄った見方しすぎ?
③映画における"ぼぎわん"
そもそも"ぼぎわん"は、ブギーマン、つまりお化けっていう漠然とした恐怖でありながら、
原作だと「夫の酷いDVで三人いる子供のうち二人亡くし、一人は指に火傷を負う怪我をして、それでも我慢して我慢して、我慢しきれず夫を恨んだ妻」が呼んだものってなってる。
秀樹の祖母が呼んだものが、巡りめぐって秀樹の祖父も、秀樹も津田も惨殺していく。
昔は当たり前だった容赦のないDVや、そのもっと昔当たり前だった口減らし、現代で問題とされている児童虐待、その他もろもろエトセトラエトセトラの暗いものが"ぼぎわん"な筈なのに、映画では結局"ぼぎわん"が何なのかさっぱり解らない。メタファーが微塵も感じられない。
本当に一体何を伝えたかったの……?
映画もどうしたって尺というものがあるから、原作の良さを100%映像化できるとは最初から思ってない。
それにしたって、それにしたってこれはないんじゃないかなぁ……と、思った捏造要素や改編がわんさか。
ほんとはもう少し指摘したいけど問題点ありすぎて疲れた
勿体なかったです、何から何まで。普通に楽しめたシーンがあっただけに惜しい。奇をてらった表現も面白かったのにな。
でも、この映画があまりにも評価され過ぎるのはちょっと悲しいかも。
ラストも謎のオムライスの国だしね……あれが中島監督の味なんでしょうか?(告白も原作読んでたからがっかりしたけど、パコと魔法の絵本は素直に感動しました)
映画から原作に興味を持つ方が増えると良いな。
『ぼぎわんが、来る』という小説を、平成も終わる今、角川さんがホラー大賞に選んだことに、大きな大きな意義があると思うので。
正直に。
さすが中島監督の作品!
「ぼぎわん」は来なかった
原作「ぼぎわんが、来る」は既読。
傑作とまではいかないが、普通に楽しめたので
映画化されると聞いて楽しみにしていた。
しかも監督は中島哲也氏。映画「告白」を原作未読のまま劇場で鑑賞し、度肝を抜かれた体験をした身としては
否が応でも期待値は高まった。
そしていざ鑑賞してみたが…
これは原作を読んでいたからなのか、
はたまた期待し過ぎていたからなのか―。
観終わった後、残念というか失望というか怒りというか、
とんでもない感情を抱く結果となった。そしてタイトルから
「ぼぎわん」が葬られた理由もわかった気がした。
恐らく中島監督は原作を読んで興味を持ったのは
小説で描かれた「家族」になりきれない大人たちや
過去に傷を持った人たちだったのだろう。
「ぼぎわん」は自分にも扱えないか、
もしくは関心が持てなかったのではないだろうか。
だからこそ前半での葬式や津田(青木)との飲み会、
後半でちょろっと比嘉姉(松)に語らせた程度に収めたとすれば
納得がいく。でも、そこは重要視してくれよ…。
あと、冒頭で田原の旦那をすぐ嘘つきとばらすのはダメだと思う。
原作通りにする必要はもちろんないのだが、これだけ改悪する形に
なってしまうのであれば、担当してほしくなかった。
原作者はどう思っているのだろうか。本音が聞きたい。
ちなみに、配役はまあ悪くはなかった。
原作既読組としては松たか子は合っていなかったが、
映画だけで見れば中島監督の要望を反映していたと思うので
悪くは言えない。
また、さすがに映像はポイントポイントで惹かれたので、
非常に勿体なかった…。
ほんと、「なんだよそれ」って感じ。
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