来るのレビュー・感想・評価
全548件中、241~260件目を表示
小松菜奈に、演技賞。
低評価のレビューも多いので、あまり期待せず、
原作も読まず、見た。
かなり、面白いと感じた。
多分、評価の低い人は、現実離れした展開に、
物語に入れなかったんだろうと思う。
小松菜奈は、出てるの知ってたが、なかなか出てこないと思いながら見てたら、途中であのキャバ嬢かー!
と気付いて、感心した。演技上手いじゃん!
霊媒士が、警察、政府のトップと繋がってるのを、
非現実的だと思うかもしれないが、
そうでもないんだよ!
日本には、天皇がいて、当たり前のように思われているけど、実際何に役立ってるかというと、
よくわからないんだよね。だけど、現在も、みんなの税金で
ずーっと養われている。ローマ法皇みたいな、宗教なら、まだわかるけど、そうじゃないし。
自分なりに、世界中の神は、全部同じもので、
それが見る側により別れていったと理解している。
だから、宗教ごちゃ混ぜの儀式だって、あり得るなーと思いながら、有れば最強だと見た。
あと、子供の世界は狭いけど、
子供にとっては、すべての世界。
逆転して、すべての世界が、ひとりの子供に集中することだってあるかも?
なんて、考えながら、現実社会や、個人の表面と、
裏側、幸せと不幸の転換、混じりあい。
もちろん、役者さんたちが、みんな、上手かったから、
説得力を、持って描かれてる。
これ、下手な演技じゃ、ほんと見られたもんじゃなくなる。
という事など、もろもろで、星4つです。
『来る』- 「それ」を笑うか試される 中島哲也作品
近ごろはレビューサイトで高評価の作品はますます観られてヒットし、評価が別れた場合は客足が遠のくらしい。賛否両論作品を映画館で「作品をこの目で確かめよう」とはならず、失敗しない方を選ぶのだとか。たしかに劇場映画で失敗はしたくない。
年明けに『来る』を音響設備の良い映画館で観た。視聴後の感想は、ものすごい不快感。面白いところもあったのだけれど感情的に不快。
この感情の元は何なのか? その理由を知りたくてレビューの中身を次々と読んでいった。すると「面白い。皆が理解しない」と「不快。説明不足」という内容が目立った。
本来、面白いと不快というのは地続きではない。反義語でいうならば、面白い vs. つまらない。気持ち良い vs. 不快。それが、なぜこんなレイヤー違いの反応に割れるのだろうか。
高評価者は、低評価者について「全てを説明しなくても分かるだろう」と理解のなさを攻撃し、低評価者は「原作と違う。説明が無い。分かりづらい」と制作陣を非難する。
中島監督自身は本作を一言で表現すると“お祓いライブ映画”だと説明している。つまりお祓いというクライマックスに向かって集約していく。怖がらせることや人間ドラマは要素扱い。ましてや最後に構造が理解できるミステリーでもない。
また、ネット上の感想には『シンゴジラ』に似ているというコメントも見られたが、来るものを祓うという目的達成の観点からは邪魔する登場人物が多い。庵野監督であればサッパリ知紗ごと祓うだろう。
この「お祓いに向けて進行していく」は(細部に入り込みすぎるが)神官の装束をする5名程がカプセルホテルで朝の支度をしているところが気になった。
会場では笑いが漏れていた。だが、カプセルホテルに泊まることになった理由は、意外な場所に潜み分散して移動するためだ。ユタ集団が道路上で交通事故に遭った。その気配を感じて能力者は分散移動。実行するなら様々なホテルや場所に少人数で泊まり、その一組がカプセルホテルと居るというのがより正しい進行だ。
つまり目的達成に向けた物語の整合性よりも、ビジュアルの面白さを取ったのだと思う。絵的な刺激の重視。
この繰り出される刺激が、観た時に沸き起こる不快の理由ではないだろうか。
端的には、それらを高見の見物ができるかどうか。
作中で子どもの手の中で蝶が羽をもがれる。子どもは小さい生き物を無作為に殺すことがあるといった台詞が入る。
この映画に登場する人物も中島監督から昆虫のように扱われている。あるある満載でいじられチクチクと刺激される。内面を白日の下に晒されて悪意やズルさをバラされる。
世の中に不幸や痛みを表現する作品はたくさんある。
作中の痛みが一定以上の強さになった時、(そんなに強くなくても)経験やトラウマや知識など、何かの理由で共感が発動して自分自身に痛みや後ろめたさが起こると「見ていられない」が発動する。
例えば、作品の中に拷問シーンがあると、その描き方によって「話の本筋から逸れず見ていられる人」と「目を背ける人」がいる。
いわゆる、捕虜収容所の男性器切断描写とレイプ描写。前者であれば、男性器を持つ人は「うわっ」と思い、そうでない人は他部位の切断と同じ程度の痛みの想像に留まる。これは見る人ごとに「自分の身に起こったら・・・」の想起力や共感力により違いがある。
人間関係、事故、どんな言葉を投げかけられるか。中島監督はこういう刺激を並列で並べ、それぞれを素晴らしくうまく、さもありなんと描写する。
葬式の親類縁者・地縁のわずらわしさ、結婚式の陰口、結婚生活の中の怒鳴り声や圧をかける行為、浮気、自慢、ネグレクトやシングルマザーの保育園お迎え事情、身体は傷つき、不条理で、孤独で、差し迫る貧乏・・・。
これら登場人物の周辺で発生するドラマや人間関係模様について、すべてを「笑って観ていられる」領域にいる人は少ないのではないかと思う。
正確に数えていないが、例えば人間社会のイヤさや不幸が30個描かれているとして、その中の1つを体験したことがあっても、1つだから平気という数の問題ではない。負荷の深度というのか、1個でもスマッシュヒットすると強い打撃だと感じてしまうのだと思う。
妻の香奈について、描写が原作と比較して不公平という感想は自分を置き換えて共感した人からのものであり、後輩の立場に自分を置くと、妻夫木君演じる夫の調子の良さがとてもイヤということになる。
そして、1つでも当たると・・・それ以外の出来事についても「それ」を笑うかどうかについて試されることになる 。
体験したことがなくても、残り29個のいわゆる「不幸」に痛みを感じる人がいることを想像して、笑っていいのか同情していいのかが分からなくなるからだ。
高みの見物力、つまり、社会や人間関係の中で身体性や共感を持つ個人として視聴するのではなく、ドラマと自分自身と切り離してコンテンツを観る力量が無いと、純粋に中島監督の映画作りの表現を堪能することが難しい。
チャップリンの言葉に「人生はクローズアップで見れば悲劇だが,ロングショットで見れば喜劇だ」がある。喜劇だと思えるには、どれほどの高みが必要だろうか。結果、この映画では、多くの人が視座を上げつづけることに失敗し感情を揺らしてしまう。
そして、この動揺や不快感により、この映画の不備な点を探し、誉める者の人間性を非難するということが起こっている。例えば「知紗が助かったのはいいけれど、人が死に過ぎているのはヒドい」という感想。殺傷人数で非難。量刑か。
元々、中島哲也作品は、映画化のために選択した原作自体が「嫌ミス」(イヤな気分になるミステリー)「いじめ」「闇堕ち」(登場人物が自己選択の結果、どんどんダークサイドに堕ちて悪人になっていく様)「DV・裏表がある人・恨み」の要素を持つものが多い。
そしてそれをスタイリッシュに表現することを面白い、興味深いという立ち位置だ。
世の中には、車で人を轢き殺すゲームもある。
受け取る世間の反応は割れる。そんなゲームの存在に眉をひそめる人、プレイに背徳的な笑いが止まりませんという人。さらに、このゲームを思いつき実際に作ってしまったクリエイターを「バカだな(敬意を含めて)」と称賛する人もいる。
中島作品ファンは、「よくもまあ、こんなすごい表現力でもって、悪趣味なものを作ったな」の称賛者なのではないだろうか。
このお祓いライブ映画は、人のジタバタを昆虫のジタバタほどにロングショットに捉えつつ、子どもの無垢マンセーと夢の世界オムライスの国の煌びやかさを映す。
観た人が共通して感嘆したのは、出演者の演技とキャラクター造形。
この比嘉姉妹作品はシリーズ化されるのだろうか。二作目もゲスな痛み満載。さらには叙述トリックもの。・・・中島監督のことだから、トリックは飛ばして、また刺激的な絵作りを重視するのだろう。
最後に。
この『来る』を映画館や自宅でご覧になる方へ。
仮にあなたが優れた映画鑑賞者だったとしても、隣で一緒に観ている人の表情が曇り、震えたり怒ったりした時は、そこからは笑わないでいてあげて欲しい。
「この面白さが分からないのか?」ではなく、人としての繊細で優しいのだと考えて欲しい。
そして、傷ついた皆さんへ。
この映画の”面白い”は、楽しい気分の“Fun”ではない。「よくもまあ」の嗤いと“Interesting”なのだ。
あなたが怒らなくても観客動員数はきっと少ない。
ひどすぎ。最近で一番面白くなかった。
なんだか、全然怖くない。
主人公そもそも誰なんでしょうか。
二時間が長く感じました。
とりあえず血とお守りだしときゃ怖いやろみたいな。期待していたのに、お祓いシーン多すぎるし、なにいってんのかよくわからんシーンが多かった。
最初の旦那にイライラしつつもこいつが主人公?いや、違う。途中から出てきた霊媒師の女の人の男???混乱します。
お祓いでズンドコやってるシーンはもう寝てやろうかと思いました。
私にはついていけなかった。
途中からおかしくなった
ホラーではありません
ミスリードを誘う手法は高度で面白いが…
まず先に、原作は読んでませんので比較はできません。
ただ、鑑賞後、大半の方は「…で?」となる可能性が高いかと。結局、何が来たのだろうか…と。
正直、いわゆるジャパニーズホラーとしての恐怖演出は薄味というか、どこかで見た事のあるありきたりなものです。面白いのはそこではなく、得体の知れない何かへの恐怖を表に出しながら、人間の怖さを巧みに扱っている所でしょうね。妖怪の存在を「人間の都合で作り出したもの」だと語るくだりから、恐怖の真相が化け物なのか人の悪意なのか、登場人物たちの裏の顔を露呈しながら観客のミスリードを誘う手法はとても面白かった。
ただ、オチで何も理屈が解明されず釈然としない人が続出している気がします。
原作を読みたくなる
見に行こうか迷ってる方へ
作品がホラーにカテゴリーされており、そのため友達に断られ一人で見に行くかけっこう悩みました。(怖くて夜寝られないのいやだし)
レビューを参考にしましたが、やはり書く方の主観によるし、恐怖の感じ方は人それぞれですよね。
鑑賞した結論としては
・SPECやシンゴジラの設定や展開
・陰陽師のような宗教儀礼的要素
・特定の人物が起点になった怨念や恐怖ではなく、風習や概念がもたらすものに対する畏怖が焦点
以上の点に興味を感じられるならトラウマになるような恐怖は襲ってこないかと思います。
演出や音楽の使い方、人物描写は今までの中島監督の作品と通ずるものがあり、色合い?照明の当て方?がビビッドなので、監督の作品が好きな人は楽しめると思います。
(私は始まって2シーン目でこれなら大丈夫、最後まで見れると思いました)
逆に原作やホラー映画が好きな方はなんか違う、と思うのもわかる気がします。
一般的なホラー映画において女性がおびえがちですが、この作品の女性陣はかっこよくタフに描かれていたのも楽しんで見れた一因だと思います。
超怖かった
他の方のレビューは低いですが、僕はとても怖くて、面白いと思いました。ただ最後のオチ以外は、今までにないぐらい怖いホラー映画なんじゃないかなと思いました。ただ松たか子が死んだのか死んでないかぐらいは、説明して欲しかったです。
「小松菜奈いい」
う〜ん
岡田准一がカッコいい
史上最悪の駄作。
コクソンに対抗出来る最恐エンタテインメント邦画
PG12でいいとは意外
アクション封印して情けない声出す岡田准一が良い
小松菜奈が小松菜奈に全く見えない
柴田理恵は腕ぶった切られただけで終わらずみせる
松たか子は中島監督作品の常連だけに絶妙。笑っていいキャラかどうかわからない加減が絶妙
沖縄のユタという設定らしい
ダークで浮気する黒木華
少子化を解消しないといけないのにこんな映画作ったらますます子供作らなくなると思う
コクソンより分かりやすい
血はドバドバ流れる
原作「ぼぎわんが、来る」も読んでみたい
秀樹の実家は三重県設定なのね
マンションは和光市
可もあり不可もあり
ホラーとしては最低
全548件中、241~260件目を表示