「中島監督作品は私には不向きです。」来る 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
中島監督作品は私には不向きです。
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多くのシネコンで上映されている。見方によっては「R-18」ではないかと思う。
香奈の公衆便所での死にざまは、そう思ったのだが。
中島監督の作品は初めて。う~ん、陳腐な作品だなと感じる。キャストに恐れられている監督らしい。作品自体、一つの線が入り組んでいて、細部まで理解不能な点が多くみられた。岡田准一がオカルトライターの役であるのもいまひとつ。野崎の髭の長さまで要求してくる監督の拘りまでもが全く伝わってこない。多くの映画館を満席にするほど監督らしいが、CM上がりの映画監督の「作品づくり」にたいする姿勢、下品さも垣間見え不快でさえ感じる。
「オムライスの国」も観客を小馬鹿にしているようで、笑っていいのか。怒っていいのか。
彼の作品の知名度の高さが、全くわからなかった。結局のところ、秀樹と香奈がどうして結婚に至ったのか。
マコトの必要性、琴子の奇抜な服装。ビルの1階に秀樹を呼び出した高梨が会った人間は誰か。除霊のための壮大な儀式。琴子と警察・政府の関係は。マンションには誰も住んでいないのか。エキストラのあまりの少なさ。「●●日後」というモノクロ画面もストーリーの流れを完全にぶっ潰している。
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