「昭和風斬新ドラマ(ピリ辛)」来る フットさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和風斬新ドラマ(ピリ辛)
賛否激論の中、行きました。
否→ 確かにホラーとして観るとチグハグだし、夫婦を取り巻く人間群像も二時間超えにしては中途半端。話を重視するには苦痛。
賛→ 恐怖シーンで斬新カットの中島節炸裂。(話を薄っぺらにする要因だが)シャープな編集で次テイクの洪水で邦画にありがちなダラダラ度一切なし。ミスキャスト有無別として全員演技最高潮。
ま、いろんな意見が出るのはいいと思います。
俺的には、想像してた内容とはいい意味逆で、東宝作品というより、松竹カラーだと思います。前半の結婚までの夫婦の類いや、その真相表現なんか、全然普通のドラマでホラー度皆無だったし、後半は、ん・・・なんていうか仮面ライダーみたいな・・・ん・・・ウルトラQみたいな・・完全「昭和」的なエンタメなんですよ・・これ(笑)
この表現を今の平成域に「おもしれ~!!」と言わせるのは酷かな。
松たか子がしゃべる度に嵌ったし、依頼人の岡田にパンチ喰らわせ、柴田が「琴子ちゃん・・・」と言うとこ最高でした。あとファブリーズ!!
公開一週でブタコケ炸裂だ。クリスマス・年始に公開したのは痛いわコレ(笑)誰もこんな話この時期に求めてねぇちゅうの!東宝の賭け「コワいでしょ」
関係ないが、一番怖かったのは子供時代の妻夫木を脅す少女が、下妻物語の頃の福田麻由子そのまんまで・・・
コメントする