「うーーーーーんうんうーーーーん」来る のんのんさんの映画レビュー(感想・評価)
うーーーーーんうんうーーーーん
原作の小説を読んでから映画を見ました。
小説が面白くて怖かったので映画の期待が大きかった分、ん?って思う部分が少々ありました。個人的には小説の方がお祓いのシーーンやラストシーーーンが好きでしたたた。小説を読んでいなかったら後味モヤモヤ系映画になるのかなと思います。そこがいいのでしょうかかかか。岡田くくんがかっこよかったので良かったです。6年間小説を読もうと思わなかったのですがこれは気になって3日で読めました。小説も合わせて読むことをおすすめします。
面白すぎて公開3日目ですが既に二回観にいきました。凄すぎるほんとうに凄かった。オープニングからラストまでカッコいいカット、音楽、表現が多くてまず引き込まれる。さすが中島監督って感じ。前半で妻夫木家やそれを取り巻く人々の闇を描きつつ段々と本性が明らかになるところがゾクゾクさせられた。アレの恐怖もありますがやはり怖いのは人というのがすごく良かった。妻夫木君と黒木華の演技力の高さにグイグイ引き込まれて、もう怖い怖い。家庭と人が崩壊していく様子が辛かった、と同時に興奮した。後半はお祭り騒ぎでカッコいいしもう色々訳のわからない感情が湧き上がってきて『この映画凄い』と思わざるを得なかった。そしてあのオチには痺れさせられた。
カッコよさとか怖さだけじゃなくておそらく中島監督がテーマにしているであろう 命 についても考えさせられる作品だ。ただ、ジャパニーズホラーを求めてこれを観るのはカメラを止めるなをゾンビ映画と思って観るぐらい違う。この映画に対する批判をしてる人のほとんどがいわゆるお化け的な恐怖を求めていた人だ。この映画のテーマは人の怖さでありお化け的な何かではない(もちろん ぼぎわん も相当怖いが)
告白や渇き的な面白さなのでその二つを面白いと思った人にオススメ