「ワタシも、バカなのかな。」来る たかじんろさんの映画レビュー(感想・評価)
ワタシも、バカなのかな。
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映画を観てて、そう思った。
ワタシがバカだから、この映画がわからないんだ。
とても楽しく観てたんだけど、いまいちアレの存在が最後までピンとこない。
あまりホラーは好きじゃないので、所々体をビクッとしながら観てた。
前半の夫婦の話。
何かがヒタヒタと忍び寄ってる感はなんだか怖いなって思って観てたけど、それよりもあの妻夫木の空っぽさと黒木の内心の怖さ。
ドラマとして充分見応えがあった。
少し自分の人生に重ねつつ、あの黒木の盛り塩を踏みつける時の表情にゾクッとした。
そして、後半の松が主役のお祓いシーン。
何が起きてるのか、正直理解不能。
国家をあげてのアレに対する攻防と、松がメチャクチャカッコいい。
そして、松がクールに徹してたと思ってたら突如ラーメンすするシーンや缶チューハイをグビるシーンがなんだかおかしくてはまる。
漫画だ。
と、残る主役の二人。
小松はある意味新境地で良かった。
こっちの方が彼女は伸びるな、と。
一番損してるなって感じたのは、やっぱり岡田。
ラストのあの台詞。
あれで終わっていいの??
観客の疑問が、監督ではなくすべて岡田に投げかけられる気がした。
と、批判じみてるかもしれないけど、お金払って観ても損したとは思わない、不思議なエンターテイメント映画だったかな。
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