「何が来た…❓」来る bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
何が来た…❓
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ホラーは苦手で、あまり映画館で観ることはないのですが、今回は、それぞれが主役を張れる豪華な役者さんが顔を連ね、監督も中島哲也とあって、迷わず鑑賞。
これだけの俳優をどう配役するのかと思いましたが、前半は妻夫木、半ばは、黒木、後半は、岡田と松、その中に小松や青木を配し、それぞれの役割をきちんと引き立てていました。
ホラーといっても、スプラッター的な怖さではなく、何か分からないものが、迫り来る怖さでした。
思ったより心拍数が上がる場面は、少なかったのですが、それぞれ登場人物の心の中に潜む邪気が、次第に露わになっていく怖さは感じました。
最終的には、何が「来る」のか、ハッキリはしませんでした。民間伝承をモチーフに、人の心に潜む陰や闇に焦点を当て、「次こそ来る、次こそ来る…」と最後まで飽きさせなで引きつける展開は、中島監督らしいところでしょうか。
ただ、「渇き」のようなリアリティのある痛みが伝わってこないかったのは、非現実的なホラーだからという、先入観があったからなのかなぁ…。
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