「タイトルの意味。」半世界 たかじんろさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの意味。
クリックして本文を読む
みんな自分の世界で生きてる。
あっちの世界は見えなくて当たり前。
でもそれを見ようともせず、自分の世界が全世界だと思ってしまう。
そうじゃない。
時々は、半世界の反対側も見てみよう。
見えなかった何かが見えてくるかも…
稲垣吾郎、良い。
完全にオーラがなくて、あの庶民的な食卓にいても全く違和感がない。
彼にこーいう役をやらそうとした監督、さすがです!
他、長谷川も渋川も池脇も…
安定感、ある。
池脇が夫の報を電話で知らされるシーン。
わざわざ車外にカメラが出て、車窓から崩れるように消えていく…
一気に私の涙腺は解放されました(笑)
誰かに感情移入してたというより、これで正三角形が崩れてしまうのか、全員のバランスが崩れてしまうのか、というキャスト全員に自分が感情移入してしまってたのに気づく。
だから、どのシーンも飽きずに惹き付けられるのだ。
そして、ラストには明るい兆しもある。
今年の邦画は、これを越えなくてはナンバーワンになれないなんて…
今年のハードルが一気に上がりました(笑)
一辺がなくなっても、どんなにいびつでも。
そう、三角形は永遠と続いていくのだ。
コメントする