「何とも言えないほのぼの感が良かったです」オズランド 笑顔の魔法おしえます。 ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
何とも言えないほのぼの感が良かったです
原作未読。恋人と同じ会社で働きたい一心で一流ホテルチェーンに就職した東京育ちの波平久留美(波留)が、配属された熊本の遊園地で「オズの魔法使い」の異名を取る名物社員・小塚慶彦(西島秀俊)や親切な同僚たちと出会うことで、成長する姿を描くヒューマンドラマ。最初はいきなりの地方配属で腐る久留美ですが、「面白い企画を作りたい」から「お客さんの笑顔が第一」に考え方が変わった途端、自分の仕事の目標が定まりやりがいを見出します。その辺りは、長年サラリーマンをやってきた私の体験とも重なる点が多かったように思います。どうしても目先の目標にばかり目が行ってしまいがちですが、仕事の本当の目標を正しくセット出来ることがいかに大切なことか。ところで原作者は、主人公の久留美に波留さんをイメージしてこの小説を書かれたとのことですが、なるほど、嵌り役でした。西島秀俊さんの飄々とした役柄との相性もぴったりで、とても心温まる作品に仕上がっていたと思います。
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