「ソニーマーベルのスタート!」ヴェノム テツさんの映画レビュー(感想・評価)
ソニーマーベルのスタート!
アクション大作としてはなかなかに面白かった!
宇宙からの採取物を持ち帰ったライフ財団
しかし、墜落の影響で…(パンフレットの解説を見て確信したが、宇宙飛行士の名前はやっぱり意識してたのか!)
ライフ財団は違法で非人道的な実験をしており、記者エディはライフ財団を取材しようとするも、仕事をクビになり、彼女にもフラれ、人生のドン底に…
財団の科学者から悪事を明るみにするように頼まれたエディは研究室に忍び込むが、財団が研究・実験していたシンビオートに寄生され…
スパイダーマン3でも登場していたヴェノムが設定を新たに今度はダークヒーローとしての側面のキャラクターとして登場
スパイダーマンとの関係は無くなり、宇宙からの寄生生物?としてシンビオートが登場し、エディとの共生関係になる。
ソニーピクチャーズのスパイダーマン関係のキャラクター映画シリーズの第一弾とも言える作品
エディの正義感や人となりや、ライフ財団の人体実験や研究など前半のエディがヴェノムとなるまでのくだりが少々長いか
正直言うと、ヴェノムを見に来ている我々としてはもっとヴェノムの活躍が見たいわけで、気持ちもう少し削っても良かったのでは?
シンビオートに寄生されてからのエディの奇行ももう少し削っても…
ネガティブな要素が多くなってしまったが、ヴェノムがエディをフォローしながら激走するバイクアクションは面白いし、終盤のライオット(今回のヴィラン)とのパワーバトルアクションも迫力があってアクション大作として存分に楽しめる。
エディとヴェノムの奇妙な共生関係と相棒のようなやり取りも面白い
というより、ヴェノムが良いヤツすぎるくらい笑
なんであんなにヴェノムがエディの味方をするのか、なんであんなに気に入ったのかをもう少しエディとヴェノムのやり取りを増やしてその辺を描いて欲しかった
ピンチになったら助けてくれて、元カノとの関係にアドバイスくれて…
しかも彼女の身体使って助けに来てくれるという
ヴェノムだけ適応性、スゴすぎない?笑
ヴィランたるライオットが強いみたいな話があったものの、シンビオートの剥がし合いだけの激しすぎてイマイチなにやってるか分からないパワー押しのバトルだけになってしまったのも少し…
と、まあ多少のツッコミ処はありつつも原作ファンも納得するようなヴェノムの描写もあり、エディとヴェノムの時にシリアスになりつつもユーモア溢れるやり取り、シンビオートを活かしたバイクやバトルアクションを楽しめるアクション大作になっていた!
ライオットへの最後の一言は意趣返しって感じで良かったけど笑
VENOM WILL RETURN?になるのかな?
エンドロール途中、エディの新たな取材先には連続殺人鬼、そして言った大殺戮(カーネイジ)という言葉…
期待しましょう!
最後に今回もカメオ出演してくれた偉大なるスタン・リーのご冥福をお祈りして