劇場公開日 2018年11月2日

  • 予告編を見る

「爽快なアメコミ映画」ヴェノム ジョーカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5爽快なアメコミ映画

2018年11月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

サム・ライミ監督の大傑作、スパイダーマン三部作の3作目、スパイダーマン3には悪役として登場するヴェノムの単独映画。マーベル作品でソニー・ピクチャーズ配給というのもなかなか珍しくなってきましたね。スパイダーマン3からもう10年以上経っているので映像技術も進歩し、爽快なアメコミ映画と仕上がっている。

一番感じたのは、映画のエンタメ要素が全て詰まっているなということ。ホラー調の冒頭から始まり、コメディチックなシーンも、かっこいいアクションシーンも、そして胸熱な友情もある。バイクチェイスシーンも人間生身のアクションもクリーチャー同士の戦闘シーンもある。トムハ無双シーンも見ることができる。どんな好みを持った人が見に来ても好きなシーンが見つかるような非常に濃い映画だった。

主演のトム・ハーディは個人的にも大ファンで、あの低い声やゴツさがヴェノムと共生していることに全く違和感を覚えず、最初のクールな冒頭もバイクチェイスシーンも最高にかっこいい。その恋人役、ミシェル・ウィリアムズも素晴らしすぎる。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で圧倒的な演技を披露し、自分自身もかなり衝撃を受けた彼女の演技だったが、また新しい役所で本当にかっこいい演技を見せてくれた。

マーベル映画の中でもかなり上位にくる面白さ。アクションの迫力もあるので是非映画館で見て欲しい作品。

こうき