「アンチヒーローとしてのヴェノム」ヴェノム オプオプさんの映画レビュー(感想・評価)
アンチヒーローとしてのヴェノム
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スパイダーマンシリーズで屈指の人気を誇るヴェノムを主役に据えた今作だが、ツッコミどころが多かった。
開幕から不穏な空気が漂いながら、じわじわと物語が進んでいき期待が膨れるが、ヴェノムがエディに取り付くまでの展開がやや几帳。シンビオートの適性がない人間はバタバタ死んでいくのに、ワンコや恋人は大丈夫なんかい!っと突っ込みを入れたくなる。
また、ヴェノムがエディと命運を共にすることを決めた理由も『俺はお前を気に入った』で済んでしまうため、あれヴェノム良いやつじゃんっていう感じになってしまい、ダークな雰囲気に徹したいかちょっとポップなのか中途半端な感じが否めない。作品のテンポを優先してカットしたのか、MCUとのクロスオーバーの可能性を捨てきれずの判断なのか…。
それでもトム・ハーディは魅力たっぷりで飽きずに見せてくれた為、次回作に期待したい。
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