「おなかが空いちゃうマーベル映画」ヴェノム snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
おなかが空いちゃうマーベル映画
ヴェノムというキャラクターについての知識はサムライミ版の「スパイダーマン3」での登場シーンで観たことのみで、独立した作品として一体どんな感じで描かれるのか、その辺を楽しみに鑑賞した。
予告で観た限りでは作品全体の雰囲気はダークな感じ一色になるかと思いきや、随所にユーモアの要素が散りばめられており、事前の想像とは異なる感じが驚きだった。ただ個人的に残念だったのは一般受けを狙った演出なのか、残酷描写が皆無だったところか。
キャラクターの設定等、所々に雑な感じがありツッコミ所満載だったが、主人公エディとヴェノムのやり取りやテンポのいいアクション等がこーしたモヤモヤした部分を見事にカバーしていた。
エディを演じたトムハーディの演技力もとても説得力があり、本作の魅力の一つになっていたかと思う。
マーベル映画の新作を観るたびに毎回思う事だが、今作も新たなアイデアと想像力の素晴らしさにただただ感心をせざるをえない。
近年大量に作られているマーベル映画だが、その中でも今作はひときわ個性的な存在感をかもし出しており、是非とも続編を観たいなと思わせるほどだった。
コメントする