トラさん 僕が猫になったワケのレビュー・感想・評価
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監督のセンスが光る
「猫スーツ」を筆頭に受け手の想像力を信じる演出で、決して多くは語らない。笑いも涙も過度に押しつけることなく、巧みな構成と真摯な芝居だけがそこにある。「見た目は猫、中身は人間」というポップなファンタジーが引き起こすおかしみと、死という動かしがたい現実がもたらす後悔や哀惜が、無理なく同居し、互いを鮮やかに引き立てている。91分という短い尺も手伝って、飽きずに何度でも見たくなる佳作。
全力で「その人物としてそこに存在する」姿に、俳優・北山宏光の開花を見た。多部未華子と平澤宏々路の確かな演技力によって、残された母娘のやりとりが胸を打つ。ビジュアルと声がキュートな飯豊まりえの白猫・ホワイテストは、不思議な存在感で主人公を導きながら、彼女自身のドラマでも魅せてくれる(あくまで明示はされず、こちらの解釈に委ねる潔さが心憎い)。要潤やバカリズムのいわば「贅沢な無駄遣い」も軽妙で楽しい。
「猫」と「家族」の映画のようでいて、実は「漫画家」の映画でもあり、アナログ漫画の作画過程が大きな見せ場のひとつとなっている。ダメでクズでどうしようもない主人公の、0から1を生み出すクリエイターとして、夫として父としてのかっこよさがギュッと詰まった貴重なシーン。そして、家族の過去と現在と未来を繋ぐ希望のシーンだ。
着ぐるみの映画に泣かされた
笑いと涙でほっこり
泣いて出てくる人が多くて気になり!
マイケルにそっくりなネコマン
あまりにも評価が高いのでついつい観に行って来ました。元々は漫画。それも少女漫画のマーガレットからの実写化作品です。Kis-My-Ft2ファンばかりなんじゃないかと心配でしたが、娘役の女の子の演技力に驚かされ、実際の猫と着ぐるみのトラさんという斬新な映像に新鮮さを感じました。
交通事故死から1ヶ月間、嫌いだった猫になって家族と過ごす漫画家の寿々男。よくよく考えてみれば、地獄の拷問にも似ているのかもしれないが、家族と喋りたいのをよくぞ耐えていたと思う。しかし、基本はギャンブル好きなノーテンキな男。牝猫に惚れなかっただけでも評価出来るのかもしれない。
ホワイトネスとホワイテスト。まるで中学生向けの英語の授業のようなエピソード。多分、これで最上級は学べただろう。そんな中高生向けの内容でした。
それにしても終盤は泣かせるために怒涛の展開にしようと頑張ってはいたけど、要潤はどうなったんだ?とか、トラさんをイジメていた猫たちはどうなった?等々、登場人物や伏線の回収が全く出来ていませんでした。やはり総合的には残念な内容だったかな…
もったいない
ぜひとも家族で見て欲しい
キミスイより良かった
たとえばキミスイなんかグッときてボロボロ泣けるんだけど、このライトタッチがこの映画の良さだと思う
本当に本当に本当に哀しいことが起こっても笑顔で前向いて生きていくことの大切さを伝える映画て、ありそうでないから
めちゃめちゃ哀しい映画は、たくさんある
哀しいことが起こりました
大切なのは、その後だよね
ありそうで今までなかった映画だと思います
超大作とまでは行かないけど
普通に良い映画だった。
秀でた派手さや面白さはないが、じんわり心に沁みていく。ストーリーは至ってシンプルなので大半の人が理解しやすく、良かったね~で終わる。そんな感じの映画。
着ぐるみといい家族ものといい、ある意味子供向けかもしれない。
ただこれはポスターが残念。
猫の着ぐるみが印象強すぎて、コメディまたはアイドル映画だと思わせる。家族が笑ってる絵程度にしておいて、蓋開けたら猫着てる!?くらい隠しておいた方が一般客も入りやすかったと思う。
勿体ない。良い映画だ。
ジャニヲタだけ絶賛の爆死駄作
主演:北山宏光の演技がとにかく大根。バラエティーの再現VTRでも見ているかのような素人演技。ひどい以外言葉が出ない。
妻役の多部未華子も演技がイマイチ。引き笑いのような泣きの芝居に、観客側が引き笑い。
悲しいかな、メインの中で一番上手いと感じたのが娘役の子供。
映画のはずが、画面に圧倒的に華が無い。
Kis-My-Ft2の前列と後列逆だろ と言われるほど一般ウケしない顔のぶっちゃけブサイク北山と、イロモノヒロインしかできない引き立て役のぶっちゃけブサイク多部の組み合わせなら、予算かけずに深夜ドラマでよかったのでは?とすら思ってしまう。
もっとましなキャスティングできだだろうに。
話のテンポがとにかく悪く、原作では一年のところを何故わざわざ1ヶ月縛りにしたのか説明がほしい。このせいで主人公の行動に矛盾が生じる。後半はマンガ家の宣伝のようだった。
タレント猫の金時くん(リアル猫)がめちゃくちゃ可愛かったのでそこに星1つつける。
余談だが周りの鑑賞マナーが悪くキャーキャーうるさかった為寝るのにもお薦めしない。
応援上映でもないのによく自宅のように騒げるね。常識ないの?
性格が素直な人向け。自分も周りも結構泣いてたよ?
よかった。シンプルな話。北山さんの歌声と話し声がとても素敵なんだと知った。
確かにもう少し丁寧に描いてもいいのでは?という箇所もあったけど気にならなかった。
泣けなかったら駄目な映画なのか?
泣けないのが悪いわけじゃないけど、性格が素直なタイプには響くと思う。家族や友達などと温かい関係、経験がある人には。
自分もそうだけど、感動スイッチが浅く広いタイプにはオススメできる。よかったなーと思って帰ることができる。
地底深くにスイッチがある人にとっては、観た後ここに時間の無駄だったことへの後悔を書き込むしかできないでしょうね…。
自分も周りも同じあたりでほろりと泣いてた。子供が観ても楽しめると思う。
猫になったワケ
家族で見るのがオススメ
猫が好きなので興味本位で、、、
猫が好きなのと、友人の付き合いで鑑賞しました。
はじめはなんだ、、、この安っぽい映画は、、、着ぐるみだし、あー、感動とか言いつつジャニヲタが喜ぶコメディタッチか、、、
とクスっと笑いながら観ていました。
が、、、後半にになると 家族愛と多部さんの健気さにグッときて、ずっと泣きっぱなし。
終わってみれば、ポケットティッシュひと袋使ってしまいました。
終わってみれば、北山さんの猫姿もあれで正解。誰に感情移入するわけでなく、北山さん
多部さん、子役の子みんなの気持ちが、切なく暖かい。白猫ちゃん役のまりえちゃんのエビーソードにもグッときました。
確かに安っぽい映画ですが、心が暖かくなる、心が浄化されるような映画だと思いました。
お父さんお母さんたちの方が、泣けるかも、、、
「今伝える」ことの大切さを学べた
一北山ファンしての感想です。
前半はスズオのダメ夫っぷりもありながら微笑ましい家族だなぁと思ったり所々の笑える要素があって楽しく、後半は「当たり前」だった日常をネコとして過ごし、自分のしてきたことや何をすべきかを考えて家族に思いを残す。
突然自分にしが訪れ「後でいいや」、「今じゃなくていいや」とないがしろにしてきた言葉を伝えられずに終わる。そうならないためにも伝えたいと思ったことは溜めずに伝えるべきなのだと、この映画を観て改めて気付かされました。
要潤さんの盛大な無駄遣い、お札は拾えないのに食べ物はつまめる。マンガを描き終える時間、そもそも人間に戻れては「ネコにしか見えないものがある」と言った意味がなくなる、などのご指摘も拝見しました。
確かにと思うところもありますが、私は1つの良い作品だと思いました。
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