「☆☆★★★ 簡単に。 着ぐるみムービーでは有りましたが。ハナっから...」トラさん 僕が猫になったワケ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆★★★ 簡単に。 着ぐるみムービーでは有りましたが。ハナっから...
☆☆★★★
簡単に。
着ぐるみムービーでは有りましたが。ハナっからネタ寄りのコメディーとして製作されているのを理解して観るならば、何とか観ていられる…ってところでしょうか。
原作が有るようですが、未読の為に原作通りの話なのか?は不明。
まさか全編を着ぐるみで通すとは予想外でした。その為に、深夜帯のコメディードラマ感が増してしまっているのかどうも…。
この安っぽさに、大金をはたいてわざわざ劇場へ駆け付けるお客さんは本当に神様ですよ!
『マスカレード・ホテル』で、ジャニーズの先輩である木村拓哉が「お客様は神様…ハイ!ハイ!」…って言ってるでしよ。ジャニーズさん!
前半のおちゃらけた雰囲気は悪く無かったですが。それはひとえに、主演のキスマイの彼が持っている資質の様なモノ…と言えるでしょうね。
それでも最後は、原作通りなのでしょうが感動系に持って行きますが。そこに至る演出が凡庸なだけに、今ひとつ…いや、今ふたつと言ったところ。
最初の授業参観の場面を観た時に、こんな酷いのが最後まで続いたらたまったもんじゃない…とまで感じましたから。
白猫に扮した飯豊ちゃんは。過去に『きょうのキラ君』で、コメディエンヌとしての才能を開花させていたのに。この凡庸な中身では、そのコメディエンヌぶりを披露する事も叶わず…と言った感じで、全くもって勿体無い限りでした。
鑑賞後にこの監督の作品歴を観た瞬間に「あゝ!なるほどな〜!」とは思いましたけど…。
言葉は悪いけれど、ネタ映画として割り切って観るのが吉と言えますね。
子役の女の子の演技が、如何にも子役っぽく無かったのは良かったところですね。
2019年2月23日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン11
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