「重要人物のキャスティング自体がある意味ネタバレ」アンロック 陰謀のコード AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
重要人物のキャスティング自体がある意味ネタバレ
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昔「サスペンスドラマに本田博太郎が出てきたら大体犯人」というジョークがあったが、本作のキャスティングもそれに近い。
ノオミ・ラパスが演じるアリスの元上司でCIA高官のエリックにマイケル・ダグラスが配役されているが、この男、序盤で追われる身になったアリスを自宅でかくまったのもつかの間、敵勢力に急襲され撃たれて倒れる。え?ダグラスほどの大物を早々に死なせちゃう?しかも、ここまでの段階でCIAの誰かが情報を漏らしたという話もある。ダグラスの俳優としての格を考えたら、エリックがラスボス的存在で、射殺されたように見せかけたのだと、この時点で明々白々。もう少し地味な俳優だったらミステリー要素が終盤まで持続したかもしれないのに。
ラパスとオーランド・ブルームはなかなかのアクションを披露したし、敵勢力がCIAチームを偽装してアリスに協力させるシークエンスなどは面白かっただけに、惜しい。
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