劇場公開日 2018年6月30日

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「ここまで原作に忠実な作品は見たことがない。最高!!原作ファン」パンク侍、斬られて候 麻布さんのさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ここまで原作に忠実な作品は見たことがない。最高!!原作ファン

2020年8月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

幸せ

注意↓↓↓↓↓
※事前情報抜きに必ず"原作を読んで衝撃を受けて"からこの映画を見て、その忠実さと豪華さに度肝を抜かれるのがこの作品の最高の楽しみ方です。

映画しか見ていない方、もしくは「映画→原作」という順番で見てしまったが故にその衝撃が極限まで小さくなってしまい酷評されている方々へ

「誠に御愁傷様です。」

この作品の実写化のスゴさは原作を知らないと一切理解できないと思います。映画だけを見てもほとんど楽しめないだろう非常に稀有な作品です。

「原作を知っているか否かで作品の見方が180°変わるだろうこと」も諸々込みで見ていて最高に楽しかった。
原作を知らない人たち、俳優目当てで見に行った人たちから酷評されているのをこういう評価サイトを見て知っていると尚更勝ち組の気分になれるわねw(マウントみたいな書き方になってしまってすみません。あまりにも酷評の嵐で低評価だったのを知っているので笑いが止まりませんでした。)

"ボボボーボ・ボーボボを小説にしたような行き当たりばったりな言葉で紡がれた原作の奇妙奇天烈な笑い"の中にある哲学的な深さや社会を痛烈に皮肉った煌めきも映画の映像で見ただけでは九割伝わらないが、

原作を読んでいると"そうそう!コレコレ!!"や
"こんなのもあったわ!"という、これでもかという原作への敬意に感服し、
それと同時になぜこんなにも豪華な俳優陣が原作を読んだときの脳内イメージそのままに動き、喋る様がなんとも不思議で奇妙な感覚だった。

どうして、この作品の実写化にこんなにも豪華な俳優陣を揃えられたの?www
一体制作側にどんな力が???なんてことを色々考えている時間もすべて引っくるめての余韻が幸せ。

この映画は一体どのタイミングで原作を裏切るのか?ずっとハラハラしながら見ていたのに最後のセリフまで完璧に仕上げられていた。

原作からの変更は、映画として成り立たせるのに主要3キャストの設定を多少イジったくらいでしたね。

公開前の情報に主人公の名前の変更で(うわ...また原作レイプの商業目的のみのクソ映画じゃん!)と思って映画館鑑賞を見送ったのが大間違いだった。
ここまで真摯に原作に敬意を払い忠実に作ったなら映画館でちゃんと見ときゃ良かったなぁw

映画史に残るくらい原作に忠実な作品ですよ。

デ○ルマンだとか、進○の巨○とか、鋼の錬○術師、
ドラゴン○ール、ブ○ーチ
原作レイプかつ、世間に酷評される商業用に魔改造された歴代の駄作に比べたら、

原作にここまで忠実で、ただ単に一般客が理解できないだけの『大傑作』に運良く巡り合わせていただいただけで本当に幸せです。

脚本の宮藤官九郎さんや、綾野剛さんを初めとする原作そのままに役を大切に演技された豪華出演者の方々、制作スタッフさん、関係者の皆さん、
そしてこれを企画したプロデューサーさん?

皆さん「「天晴れ」」ですよ!

どうか数年後、この作品が一旦完全に影を潜めた頃に
(前情報なしで「原作→映画」で見るという形でのセット販売)がしっかり定着して、
今後、他作品で行われるであろう実写映画作品群とそのファンの方々に好影響をもたらしますように。
(原作レイプが駆逐、撲滅されその被害者が減りますように)

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麻布さんの