劇場公開日 2018年6月30日

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「意味不明だけど痛快。破天荒すぎる新感覚時代劇!!」パンク侍、斬られて候 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5意味不明だけど痛快。破天荒すぎる新感覚時代劇!!

2018年7月7日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:達観した世界観の中で、スクリーン狭しと駆け回る主人公達の活躍や、豪華なキャスト陣の小気味よい掛け合いが楽しい。
否:展開は割と意味不明なので、正統派好きな方が観ると、絶対に退屈してしまうはず。若干のグロシーンもあり。

 良くも悪くも、ブッ飛んでいる世界観の時代劇です。なので、時代考証なんてものはお構いなし。時代劇で「win-win」なんて単語を初めて聞きました(笑)。
 そして破天荒なのは世界観だけではなく、ストーリーもまさにハチャメチャ。最初こそ筋道立って進んでいきますが、後半はもはやカオスで、その辺りについてこられるかどうかで、好き嫌いはハッキリ分かれそうです。
 そんな中で光るのは、豪華なキャストの皆さんによる、コメディ色豊かなやり取りの数々。特に綾野剛さん演じる主人公・掛十之進の適当すぎるキャラクターには、思わず笑ってしまうこと請け合いです。
 言ってみれば、観る人を圧倒的に選ぶ作品でもありますが、気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド