「地雷臭」愛しのアイリーン marさんの映画レビュー(感想・評価)
地雷臭
何の知識も持たないで見たけど、新井英樹の原作と知って納得。
『宮本から君へ』にしても『キーチ!!』にしても、人間の欲望とか愛憎とか
とにかく剝き出しで見せてくるグロテスク(褒めてる)な作風だった。
既成概念にとらわれる人だとか、自分中心な言動の醜さだとか
人間の醜悪な部分と、それでも誰かを愛することの尊さというか。
そういう相反するものに安易なジャッジをしない姿勢は好感が持てた。
ただし演技としても岩男母の言動は不快。
良い作品だと思うだけに、そこにひっかかりを感じてしまったのは残念だった。
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