「モザイクが新鮮」愛しのアイリーン クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
モザイクが新鮮
最近モザイクなんてキレイなおねえさまの動画でしか観たことない。邦画でモザイクとかいつ観たかな。昭和の大人な映画とか、洋画でも観た覚えないかもしれない。
吉田恵輔監督好きです。漫画原作も知ってます。
どうなるかと心配してたけど、見た目はともかくかなり原作に忠実な気がします。
ただ、原作に忠実すぎてリアリティを感じない。
この人のこの不快な振舞いのベースは何か、とか、漫画だと振り返るヒマあっても映像だと流れていってしまうので、ただ嫌な人にしか映らない。
あの母親のゲスの極みな差別用語なんかは、ファシズムならぬ「ハハシズム」の際たる心情から来てるが、最後は「母沈む」。御後がよろしい様で(^^;
パチンコ店の割とキレイな方のおばさんもバックボーンが欲しいかな。救いが無い。バックでオシッコしちゃったけど。←あれ要らないやろ(>_<)
すごくドロドロしてて途中やるせなくなるが、最後は何故かスッキリする。不思議な作品。
多分、アイリーンは常に泣かされていて、それももう終わるからなのだろう。
吉田監督は「愛しのアイリーン」自体が、映画監督としての原風景らしく、この映画化は監督がかねてから熱望していたものだけあって、過去作よりも気合入ってるのは分かります。
それが安田顕にも、木野花にも、アイリーンにも込められていて、演技演出は凄まじさを感じました。
その監督と役者の気合から解放されるスッキリなのかもしれません。
それだけでも観る価値はあるでしょう。
あと、やっぱり長岡の花火は良いですね。
おはようございます(早朝です)
「プロミシング・ヤング・ウーマン」のレビュー、
読んで下さってありがとうございます。
クリストフさんのレビュー、
「プロミシング・・・」から「宮本から君へ」そして「愛しのアイリーン」と、流れて来ました。
3作品とも熱量が半端ないヘビーな映画でしたね。
「愛しの・・・」は、たしかに3年くらい前に観ました。
安田顕も凄かったけれど、流されて行くうちに雪だるま式に、自爆したような・・・
母親役の木野花さんにも驚きました。
新井英樹さんの原作(漫画)なのですか?
吉田恵輔監督の原点となる映画!!
そうなのですか?
3作品とも強烈で忘れられません。
長々とすいません。
(日曜日だから、2度寝しようかな?)