生きてるだけで、愛。のレビュー・感想・評価
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苦しいけど美しい
徐々に引き込まれていく世界観。
津奈木はなんで寧子と一緒にいるんだろう。ただ彼が優しすぎるのか。って最初は考えてたけど、後半はあぁなんか二人似てるなって。
「私は私と別れられない」
どんなに自分に嫌気がさしても、自分から逃げられないのが苦しい。ダメなのは一番自分が分かってる。そこですぐ変われたら誰も苦労しない。
でも少しでも分かり合える人がいれば、こういう気持ちって一瞬だけスッと溶けてなくなるんだよね。
苦しいけど美しい素敵な作品。
あと配役が最高すぎた。
魂をかけた演技で心がふるえた
趣里という女優は特に好きでも嫌いでもないけれど個性的な顔立ちでどんな演技なのか興味があった。そして、この映画でその全てを絞り出すような演技に引き込まれてしまった。鬱という病気は私の周りにもいるけれど、この映画の趣里の叫びにその苦しさを垣間見て泣けた。
これは本当に映画としてしか成り立たないストーリーだった。
そして菅田君、イケメンらしい輝きを隠すような演技がこれもまた彼の別の面を見せてくれているようだった。
彼女の爆発を受け止めるシーンはこの映画の最高のシーンだった。映画館で観たかったな。
「生きてるだけで、愛」がいい
あとまで結構ひきづる映画でした。つらい、でも、1年くらい経って思い出すと、救われる。一人で抱えこむしかないような感情をはっきり演じてくれたしゅりさんの姿を思い出して、こんな感情を感じる時も誰かにはあるんだと、思えます。
でも、オススメするかは微妙。
何しろ、キツい現実が写っていたりします。
でも見たら、世界が広がる感じ。
なんか、苦しい
ただ、だらしないやる気が無いと思われるか、鬱なのかは判断も難しい。寧子は鬱。片付けなきゃ、起きなきゃ、と分かっていても出来ない、そんな自分に苛立ち、津奈木に当たり散らす。辛いよね。津奈木も自分の仕事の悩みでいっぱいいっぱいなのに寧子に当たり散らされて辛いよね。観ていてこっちまで苦しくなってしまう。
でも寧子は周りの人に恵まれていると思う。津奈木はもちろん、電話をかけてくるお姉さんや、バイト先の人達、みんな気にかけてくれて優しい。なんとか鬱からも躁鬱からも脱してほしい。
主役の趣里、CMでよくみるけど、女優としては初めて観た。なかなか良いですね。寧子にピッタリでした。菅田将暉も津奈木にピッタリ!
菅田ファンだからと観たが、意外と心に染みた
陰鬱な映画のようだから、菅田将暉ファンながら躊躇してなかなか観ることが出来なかった。でも、観ると寧子のうつ病の心の葛藤が切なくて、理解できない面は多いが、共感できる面もけっこうあり、心に残る作品です。
寧子の「自分は自分と別れることができない」のセリフ。切なくて苦しさがすごく伝わる。趣里の演技力は怖すぎるくらいで、引きそうになってしまう。
津奈木のすべてを受け止めてくれる愛。優しくて深くて、菅田将暉ファンとしてはまたメロメロになりました。
好きな作品じゃないけど、やや感動。
印象が同じ
商業映画を除くと、ここ最近の邦画は内向きで自意識過剰な作品が多すぎるなあと今作を観ていて思いました。決して今作が悪いという訳ではなく、何を鑑賞しても印象が似てしまっていて。病んだ主人公(若い女性)が上手く生きられないのとそれを許容する男性ってのは昨今の邦画にありすぎるし、世界のトレンドは#me tooなのに、日本女性の描写が、か弱すぎです(原作は未読ですが)。もうそろそろ日本でも「パラサイト半地下の家族」みたいな逞しさと突破力のある作品を撮って欲しいです。
乱暴なリアル
個人評価:3.3
小さな身体でとても強い演技で、真に迫るものはある。生きる事に不器用な主人公が、いかに自分中心であるか、また自分にとって他者とはどういう存在なのか、生きる事に対して望む事は何なのか。
とくに心に響く瞬間はなかったが、1人の女性のとても個人的な主観を、リアルにまた乱暴に描いている点は特筆すべき点かもしれない。
また女性の原作者らしい、オトコには見えない角度の、非常に女性的な視点だと感じる。
異なる種類の俳優のぶつかり
趣里は生粋の舞台女優で、菅田将暉は生粋の映画俳優。スクリーンに収まらないからこっちが合わせるか、スクリーンにビタッとハマルから安心して見られるか、その異なる2人が同じ空間にいることを見られる映画。
映画館で観たかった
酔っ払ってんのにめっちゃ滑舌いいとか、勤務日数浅いのに家族同然とか、細かな矛盾は置いといて、趣里さんの演技に見惚れた。もっともっと違う表情も見てみたいと思った。生きてる理由が、たった一瞬分かり合えたこと。わかる気がする。
誰かがそばにいてくれるって、大きい。
中学の頃
「僕には何にもない、空っぽで『無』なんだ」と言ったら、
母が
「お前には『無』が充満している」と言ってくれた。
あのひと言が自分を生かしてくれている。
映画を観て思い出した。
“生きづらさ”に苦しんだ人間には あの寧子の有り様が心象風景として親く感じられるだろう。
共感全然できなかった
菅田将暉も趣里も良い芝居してます
音楽も映像も素敵
だけど良い年したおばちゃんには全然主人公に共感できず
ただの怠け者のワガママ娘としか感じられない
きっと現代にはよくあるんだろうライトな鬱病なんてしょうね
それにしても周りの方々の優しさに感動すら覚えます
私ならこんな主人公と一緒に住むのもぞっとするし、一緒に働くのも嫌だし、話すのすらめんどくさいと思っちゃう
自分はなんて心の狭い冷たい人間だろうと思います
だけどむりむり
こっちが病気になっちゃうよ
とは言えとても良い映画だとは思います
共感はゼロですがね
主人公躁うつ病に見えました、、、。
通院、治療すれば楽になるのに、、、と思いながら観てしまいました。
でも、あの設定の生活スタイルのなかではただでさえお金がかかる心療内科への通院、服薬はできないな、と。
躁うつ病、うつ病になった人を職場で何人か見てきたので、どうしてもその観点がぬぐえないまま、エンディングを迎えてしまいました。
菅田さんの役も、うつ病一歩手前的な。。
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