カツベン!のレビュー・感想・評価
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映画の歴史を再認識
とにかくテンポの良さと展開が面白いので楽しい作品です。まず、成田くんのアクターとしての成長ぶりは素晴らしいの一言です。
監督のこだわりを感じる作品でキャスティングも絶妙です。タンスのシーンのひねりと掛け合いが最高でした。
是非映画館で🎦
サイレント映画の魅力が...
登場人物たちドタバタした動きもこの映画で描かれているサイレント映画のオマージュではあるんだろうなとは思いながら見ていたけど、どこか古い笑いの取り方が滑り倒しのコメディに見えてしまった。ルパンの銭形のような竹野内が泥棒たちを追いかけるストーリーが熱くなりすぎて、活動弁士やサイレント映画に対するリスペクトが寒い方向に行ってしまっていた気がして見ているのがつらかった。
活動弁士とか、知らなかったけれども
現代で言う声優!?
いや、それよりもっと身近な存在かな。
100年前に生まれても、活弁が居るなら映画ファンだったろうな。
ちょうど良いタイミングで挟んでくるコメディ、ひとりひとりキャラが濃くて面白かった。
なれるー✨
活動弁士に憧れる、幼かった子供がひょんな事から、
活動写真館に流れて弁士として花開く!そんな物語。
主演の成田凌が弁士として立つ様は、その時代に生きた人と同じように、心踊って観ていた。
今は映像も音響効果もよりリアルな中、
弁士の、観客を魅了する説明や、説明を聞きながら観る観客のイマジネーションによって生まれる活動写真を
今の時代で観てみたい!
そんな風に思わせる映画だった😊
タイトルの、なれるー✨は終盤に主人公と三味線奏者の関係するかも⁉︎
活動写真愛は感じつつ
周防さんらしいコメディと、映画愛が詰まった作品でありました。
が、映画の無賃鑑賞に、万引き、盗んだ金の着服を多少美化した部分があり、そこに引っかかりを覚えてしまった私でした。
あと、ずっと同じネタを引っ張るので、途中で飽きるところも。
全体の尺を20分くらい切ると、ちょうどいいと思いました。
こんな映画作ってくれて感謝しかない
うっそだよ…こんな年の瀬に、こんなキングみたいなモンスター映画があるわけ…あったよーーーー!!!!!感無量ですレベルの面白さ!!周防!周防!す・お・う!とか言っちゃいそな興奮と共に映画館を後にする、嬉しさと観終わってしまった寂しさよ…。
ストーリーも、キャラクターも、テーマも、雰囲気も、音楽も、人間も、構成も、何もかも◎です。最高に面白かった。
元々、漫画家の話を描いた漫画とか、映画製作の話をテーマにした映画とか大好きな私的には好みの内容ではあるだろう、と思っていたけど、自分の好みだの好きな俳優だの一旦置いといても、これは本っ当に良く出来てる映画作品でした。周防監督作品て毎回面白いけど、どの映画も竹中直人とかの名物キャラクター的な良き既視感はあれど、全て新しいぜ!
活動弁士。サイレントムービーの時代には私は生きていないし、無声映画の横に立ち観客たちへナレーションと登場人物たちの声をお届けする活動弁士という人が居たこともかじりの知識程度にしか知らなかったけど、想像以上の仕事をする素晴らしいエンターテイナーだった。
そんなただ演技をするだけではないめちゃくちゃ難しい活動弁士として活躍する青年役をようやったよ成田凌さんよ…!全俳優陣がやりたかったであろう嫉妬するであろう役どころ。
2015年、「飛べないコトリとメリーゴーランド」を観た時は、顔と雰囲気くっそカッコいいな何この人?なに?最近有りがちなモデル上がりの若手俳優?友達にLINEしよ…と完全に見た目だけで判断していた下心女の私も、もう目まぐるしい成長とレベルアップにお手上げです。
今年だけで「チワワちゃん」「飛んで埼玉」「愛がなんだ」「さよならくちびる」「人間失格」に出ててたまたま全部観てたけど、今年公開のそれらを時系列順に思い出したとしても、そこからの「カツベン!」の演技…鳥肌が立つぐらいの俳優としての力の増加よ…。凄いねぇ。
この映画に出てくる人達、成田凌も成田凌史上最高の成田凌を叩き出してるんだけど、主人公以外の豪華キャストも、豪華なキャストをただ名前だけ欲しかったんじゃなくそれぞれの持ち味とか持ってる力を引き出す周防監督はじめスタッフの皆さんに大拍手ですわ。
脚本、ストーリーもぜんぶ良かった。子供の頃の記憶、大きくなってからの暮らしや夢、活動弁士という職の奥行きや素晴らしさ、昔の初恋の人との再会、危ない仕事に手を出してしまってた過去への反省と償い、悪者と主人公側のドタバタ、それぞれの登場人物がとった行動によりあっちやこっちやとんでもないことになっていくけどそれが面白い形で回収されてクライマックスへとドキドキしながら進んでいく展開。そんな仕事や犯罪や恋がわーっ!てなっていく様子を、随時展開されていく活動写真(無声映画)のストーリーともたまに重なる部分があり、そのせいで余計に笑ったりキュンキュンしたり泣いたりが止まらなくなる、世界観に引き込まれていく場内の観客の空気よ…。(この感じはドラマ「タイガー&ドラゴン」で、毎回ある落語と共にその落語とどこか似ているストーリー展開をしていく様と似ていてすごく好きなポイント!!)。ラストのシーンがまた、最高だし、なんなんあれ凄ー!!!!脱帽。
そして周防監督と言えばの竹中直人と渡辺えりのコメディアン&コメディエンヌっぷりや、こまごまとした笑い!!そしてその笑いも伏線となって回収されていくなんて…完敗や!
"笑いあり涙あり"って言葉がぴったりくるし、何よりも日本映画界が誇る名作映画がまた増えた事への喜びがジワジワくる!
映画好きな人にもそうじゃない人にも勧めざるを得ない映画ですね。周防監督作品だーい好き!!!当分監督のいる方向へ足向けて寝られんわい。
みんな楽しそう
成田くん黒鳥さんの若手二人を実力派の面々がしっかり囲んで、しかも楽しそうに演じてる。喜怒哀楽、悲喜交交、活弁によって生み出されるもう一つの映画の世界。笑って、ハラハラして、ホロリとさせられた。素敵なエンターテインメント。
「映画を愛する全ての人に捧げる」
みたいな作品。
上映最後にこのメッセージが絶対に出るぞ!と予想してたけど大ハズレ(笑)
でも本当の最後のメッセージも良かった!
日本の映画って素晴らしい。
作品は終始バタバタしていた印象だったけど安心して観られた感じ。
飽きる事なく内容が濃かったと思います。
弁士役の成田凌さんが素晴らしい。
今までに無い役柄を見事に演じておりその弁士の話術に釘付け(笑)
昔のフィルム映画を上手く表現していて、撮る人。演じる人。上映する人達の苦労が印象的。
その頃は音声が無いので監督が撮影中に役者さんに指示を出すのが新鮮です。
昔は生演奏で上映していたのは今の映画より贅沢な娯楽だったのかもしれません。
残念だったのは黒島結菜さんとのラブストーリーが薄くてもう少し濃いめでも良かったかも。
最後の刑務所のシーンも良かった!
差し入れも良かった!
観賞後、キャラメルを買いたくなりましたけどまだ買ってません( ´∀`)
Shall we ダンス?の壁は高いね^^;;;
金曜レイトショーは、フリーパス6本目で、久々の周防ワールド
映画のルーツでもある無声映画を独自の話術で、興行として成り立たせる活動弁士を取り巻くドタバタコメディ作品
永瀬正敏・高良健吾・成田凌さんが、三者三様の弁士を演じるシーンは見応えありでした。
画面の中のスクリーンには、周防作品の常連さん達が次から次へとカメオ出演してるが楽しめます。
ただ終盤の展開が・・・雑。。。。。(^◇^;)
ノスタルジックな喜劇
昔、映画館でサイレント映画を観たことがある。
月世界旅行とか、カリガリ博士とか、チャップリンのキッドとか、戦艦ポチョムキンとか結構、映画史に残るような有名な作品で、少し退屈なところもあったけど、昔の人にとっては、ストーリーもそうだが、SFまであって画期的だったんだと思って、なんかノスタルジックな気分に浸っていた。
そして、このカツベン!を観て、そうかー、昔観たサイレント映画に弁士が喋ってたんだと思って、なんか、また、ノスタルジックな感動に包まれた。
街の手作り感も妙に懐かしく、出演者の少し大袈裟な演技もよろしく、それらしくて、ドリフターズのコントじゃあるまいしみたいな馬鹿馬鹿しさも満載で、そして、ストーリーの先も読めたけど、古き良き映画が一大産業になる少し手前の頃のお話として、結構楽しかった。
個人的には、井上真央さんのツンとした演技にやられました。
周防監督らしいと思う。
これ『シコふんじゃった』の後位だとかなり評価違ったんじゃないかなと。
CM通りにかなりコメディ感強いです。
チープな中にも考えさせてクスッとさせる。
軽くなった周防監督って感じ。嫌いじゃないです。
芸達者なレギュラー?組みに助けられている風にも見えますが永瀬正敏や高良くんのクセの有る演技もいい。
高良くんと成田くんのバトル(弁士として)観てみたかった。尺の問題なんだろうけどね。
落ちまでキチンと作り込んでて周防監督の作品愛を感じます。
ただ、掴みの活写はもう少し荒い編集がよかったなぁ…
脚本的には突っ込みどころ満載ですけどwww
いつの時代も映画は楽しい
活動写真と呼ばれるサイレント映画に活動弁士が声を当てて一つの作品にしていた時代の様子が楽しく描かれていました。
正直ギャグで笑えなかったし物語もあまり楽しめませんでしたが、こうゆう形で映画を楽しんでた時代があったんだなぁと、同じく映画を愛する現代人として興味深く観ることができました。
あと、黒島結菜ちゃんがとっても可愛かった!和装が似合う。
【活動写真を観た後に好きな男の子と頬張った”大正キャラメル”は、いつまでも甘く二人を結ぶ・・・。】
幼き俊太郎と、梅子が刑事の目を掻い潜って活動写真を観る場面。
鑑賞後、観たい活動写真の名前を次々に口にする梅子と、好きな活動弁士の名前を次々に口にする俊太郎・・。
そして、俊太郎が梅子にあげたモノ。
冒頭のこの場面が後半、効いてくる。上手いなあ。
俊太郎が泥棒達と決別し、見習いで働き始めた活動写真小屋、”靑木”館の主が竹中直人で妻が渡辺えりという配役だけで嬉しくなったのは、私だけであろうか?
又、豪華過ぎる俳優陣の中で、弁舌滑らかに弁士を演じた成田凌の姿は良かったし、梅子から松子(梅から松ね・・。)になった女優を演じた黒島結菜は健気な姿が美しかった。
俊太郎と気障な弁士(高良健吾)との”箪笥”を交えての戦いの場面も可笑しく鑑賞。
が、一番存在感溢れる姿を画面一杯に躍動させていたのは、泥棒の頭だった安田を演じた音尾琢真だったと私は思う。流石、今や個性的な脇役を演じたらNo1男である。
又、今作では出演なしか・・と思っていた草刈民代さんはちゃんと”役”を演じていたし、上白石萌音さんもいた。(あ、いた!という感じで一人喜ぶ)
冴えない楽団の中には、ちゃんと徳井優さんも、田口浩正さんも陣取っている。
終盤のあの場面は、どう見ても”ニューシネマパラダイス”だし、周防正行監督の映画愛に溢れた、懐かしき風合いも宜しい。
<エンドロールで流れる稲垣浩監督の言葉も印象的な、邦画初期をコメディ要素を絡めてほんわりと描いた優しい味わいの作品>
カツベンはアドリブ?
久しぶりの周防監督の映画ということで期待して見てみたが、最初から喜劇映画モードでいつものような観客への問いかけのようなものはなかった。悪くはなかったがキレもなかった、昔の日本のカツドウはこういうものだったという映画かな。カツベンはまさにアドリブしだい、さんまがやったら上手そうだ。
ザ・喜劇
活動弁士を夢見る少年が大人になり、映画館の雑用から弁士になっていく中で巻き起こるドタバタ劇。
活動弁士の活躍をみせる作品かと思ったら、メインは彼とその周りで起こる騒動を面白おかしくみせていくストーリー。
憧れと現実、個人のライバル関係や箱のライバル関係と陰謀と過去等々色々とベタな設定を詰め込んでドタバタドタバタ…。
詰め込み捲りの割にはテンポが良いので飽きはしないけど、深く考えちゃいけない浅~いストーリーで、愉快に気楽にみるのにもってこいという感じかな。
ほっこり、ほっこり
前半、ヒロインの母親が売春婦という設定で、もしや令和の「泥の河」?と少し身構えたのですが、全く違って、終盤のスラップスティックなドタバタはまるで「令和のドリフ」でした。他の方が、周防監督らしくない作品とコメントされていましたが、私も同感。エッジが効いていないというか、つかみどころが無いというか、今は無き時代へのノスタルジーという感じでも無いし。もしや周防監督、素敵な奥様と幸せ過ぎてボケが入ったか?
但し、127分の上映中、私はずっとほっこりした気持ちで居られたので少し得した気分。これはこれで良かったと思います。
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