「ハラハラドキドキ活動写真」カツベン! きのこさんの映画レビュー(感想・評価)
ハラハラドキドキ活動写真
今となっては観る機会のない活動写真の世界とそれに関わる人々、そして俊太郎さんと梅ちゃんの物語
まず驚いたのは成田凌!快活に明調子で語りまくる。〝愛がなんだ〟ではヌルっとした喋りだったのに笑
作品は本当に楽しかった。はじめからラストまで笑いとハラハラドキドキのしっぱなしだった。公開から時間がたっているのでお客さんは少なかったけどそれでもあちこちからクスクス笑い声が聞こえてきた
説明臭いセリフはなくとも活動写真と弁士の事がよく分かった気になれたし登場人物は悪役にすら愛嬌があり作品にのめり込めました。
しかしところどころに貧しさからの生活苦がみてとれた。生きるための汚れた大人の世界を連想してしまいそれがちょっと悲しくせつなかった。(梅ちゃんの境遇や過去など)
幼い頃から俊太郎さんと梅ちゃんにとって活動写真はキラキラ光り輝く世界だったのだろう。でもそんな世界にも汚い部分はあったのだけど…
いろいろあったけど汚れた大人の世界を懸命に生きる2人の人生の続編を心から応援したいと思いました
登場人物ほぼ全員好きなのだが…私は唯一あの監督が好きになれない。なんか嫌なんです笑
同じように感じた人いるかなぁ
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