「いやあ、満足」カツベン! CBさんの映画レビュー(感想・評価)
いやあ、満足
12/22追記修正
----ここから----「無声映画をトーキーという」と誤っていました。トーキーは、有声映画でしたね。とても恥ずかしいので、そっと修正しておきました。----ここまで
黒島さんが、とうとう自慢できるであろう映画に出たらしいと聞き、いそいそと観に行った。
結果は、楽しめました!
肝心の黒島さんは出ないのですが、前半の長い導入部がことの他いいじゃないですか。
無声映画+活動弁士を観たことがない俺達なのに、まるで観ていたかのように錯覚するくらいまで、子供の視点から無声映画+活動弁士を見せまくる導入部があるからこそ、後半をスムーズに楽しめる。
そして、映画にはない楽しさが、無声映画+活動弁士にはあったんだなあ、と観ているこちら側の腑に落ちさせる監督の力、けっこうすごくないですか。
知らない時代を、リアルかのように描き出すという意味で、映画の力を見せつけてくれた作品!
それはもちろん、活動弁士を演じた成田さん、高良さんの見事な演技があってこそのものでした。
さらに、それを取り巻く俳優たちのすごいこと。
…奥田民生まで。俺は、テロップで見るまで気づかなかったが、ファンのみなさんならわかるのかなあ。
というわけで、ちっとも黒島さんの話ができなかったけれど、黒島さんは、期待通りに綺麗でした。おしまい。
観て、損しないよ。
本当は気づく人には気づくみたいな、隠されたアイテムがあるような気もするのですが、周防監督ならそこまでマニアックじゃないのかも・・・
ちょっとでもチャップリンの映画が登場すれば、もっと高評価になったのかもしれませんよね~