コードネーム:ホレッツ
2016年製作/99分/オーストリア・チェコ合作
原題または英題:Deckname Holec
スタッフ・キャスト
- 監督
- フランツ・ノボトニー
- 製作
- フランツ・ノボトニー
- 脚本
- フランツ・ノボトニー
- 脚本
- アーラン・フィッチェンバウアー
- 脚本
- マルティン・リーデンフロスト
- 撮影
- ロベルト・オベライナー
- 音楽
- オンドレイ・ブルゾボハティ
-
ヨハネス・ツァイラー
-
ビカ・ケレケス
-
クリストフ・ハーデク
2016年製作/99分/オーストリア・チェコ合作
原題または英題:Deckname Holec
ヨハネス・ツァイラー
ビカ・ケレケス
クリストフ・ハーデク
1960年代、冷戦時代のウィーンとプラハ。オーストリアの売れっ子キャスター、ツィルクは、チェコスロバキアとの共同番組のため、たびたびプラハを訪れる。そこで、新進監督のホンザ、その恋人で美人女優のエヴァと知り合う。売れないホンザを見限る形で、エヴァはツィルクと逢瀬を重ねるように。一方、ツィルクは、チェコ政府保安部のナホディルとも親しくなり、東側では手に入りにくい商品や新聞を贈るようになる。その礼として渡される現金が次第に高額になり、不審に思うようになる。やがて、プラハの春が起こり、それを抑圧するしようとソ連軍が武力侵攻して来る。武力侵攻を正当化するねつ造映像をオーストリアで放送するよう圧力をかけられるツィルク。武力侵攻の生々しい映像を撮影しようと奔走するホンザ。どろどろした男女関係が突然歴史の大事件に放り込まれ、一挙に緊迫する。ツィルクは真実を報道するのか。ホンザとエヴァは、この動乱を生き延びられるのか。 オープニングクレジットが軽妙な感じだし、初めのうちはツィルク、エヴァ、ホンザの三角関係が中心なので、そういう映画かと思っていたら、あれよあれよという間に「第三の男」みたいな歴史サスペンスに。KGBの計画によって次第にツィルクが罠にはまってゆく過程や、公園でホンザがやらしいピクニックをしていると、おびただしい数の空軍機が飛来し、日常から動乱に変わる過程など、おそろしい。劇場公開されなかったので、日本では知られていないようだが、見て損はない。ただ、過激な裸のシーンがあるので、家族団らんには向かないかも。