パティ・ケイク$のレビュー・感想・評価
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とにかくPBNJの音楽がかっこいい。パティが見た目で損をしてるけど...
とにかくPBNJの音楽がかっこいい。パティが見た目で損をしてるけど普通にテキパキ仕事できる女なのが良い。最後は思い出すだけでも胸が熱くなる演出だった。祖母、母、娘の関係とか親友との関係とか描写が丁寧で、シンプルで王道なストーリーだけど心に残る作品だった。
ドン底から音楽と夢と仲間でのし上がってく好き系ジャンル。 ラップが...
ドン底から音楽と夢と仲間でのし上がってく好き系ジャンル。
ラップがテーマだからどうかなーと思ってたけど、良かったわ〜最後の曲響いたわ〜。個人的にはもっとご都合主義のシンデレラストーリーでも良かったけど、この終わり方もまた良い。
踏ん張りながら夢をみるキラーP、カッケェ!
ピーナッツバターは
PBNJ PPBNJ PBNJ PPBNJ
あまりにも良い曲が多くて、この映画を観終えてすぐにサントラをダウンロードして聴いて帰った。
ナナおばあちゃんのガラガラ声なPBNJ…が頭から離れない。
だいぶ苦しめな日常もビートに乗せてラグジュアリーでセクシーなラップに昇華している姿が好き。
親友ジェリとの薬局のシーンはかなり笑えた。
ラップバトル、デモレコーディング、ライブなど音楽のシーンが本当に楽しくて、映画館の音響も相まって自分もクラブにいるような感覚になった。
ジェリの「ピーナッツバターは…」のパートが好き。
最後のライブで披露した曲は母親の歌をサンプリングしていてかなりエモーショナルで、なんだかんだの大団円が味わえた。
もう少し単純なサクセスストーリーかと思いきや案外パティの家庭事情を長めに扱うので、話自体は少しダラけた印象。
特に母親がクズすぎて出てくるたびにイラッとしてしまった。
お金がないの分かってるなら酒やめて儲からない美容師もやめてとりあえずまともに稼いでくれよと思わずにいられない。
まあ彼女も彼女で過去の栄光に引きずられ、こんなはずじゃなかったと現在の生活に苦しんでいるのは分かるんだけど。
若干イマイチなストーリー要素も、結局かっこいい音楽でチャラになって楽しめたのでオールオッケーかな。
バシバシのカラコンピアスをキメたバスタードがかなり好きなキャラ。
見た目とは裏腹に大人しめで人に優しくて。
キスシーンは結構ドキドキした。
夢は簡単には叶わないけど、才能と努力の人間が集まって少しずつ進んでいく姿はグッときた。
PBNJ!PBNJ!
良かった。
ラップあまり分からないけど、ビートから作っていく感じ面白かったし人間性も良かった。こういう生活の中でも自分自身を忘れずに進むのいいな。あとおばぁちゃんのキャラ最高。なんかシンプルで分かりやすいけど優しさがたくさんたくさん溢れてた。
予想以上!
なんとなく惹かれてたこの作品、近所の感じの良いミニシアターでやってたので娘と。
冒頭でフォックス・サーチライト作品と分かり、まぁ大丈夫だろうなと思ってたけど、予想を大幅に上回る出来で大満足。
若干余計な演出がなくはなかったものの、楽曲の良さもあり、役者陣の良さもあり、素晴らしい作品となってました。ユーモアを交えた女性版の『8マイルズ』ってところでしょうか。
特にお祖母ちゃんとお母さんが最高。
面白かった。
ラップが良くて、普通に面白かった。
パティーは真面目な白人。インド系は超いい人で理解者。黒人はイケメンという感じなんだろうね。
ラップとあのカラオケ屋の感じの対比とか、印象的でよかった。
英語で韻を踏む感じがよくわからなかったけど、それが表現できればもっとよかったんだろうね。
夢に向かっていく話はいいね
良くある展開なんだけど、良く整理されてて、ストーリーが自然に流れてっていいよ。ラップ聴いてたら楽しいしね。
四人集まってPBNJのデモテープ作るところでは「ここから始まってくんだ!」って高揚感あるしね。
カリスマラッパーのOZが「あの絵をみろ」って抽象画を指して「あれは240万ドルするけど、作者の怒りそのものが魂が表現されてる。それを手に入れられるなら240万ドルなんて安いもんだ。お前は偽物だ」って主人公をディスる場面があるんだけど、そんなこと言ってるOZが偽物っぽいぞと思ったね。現代美術ってそうじゃない。
そこから先は「無駄な伏線は張らないから、あれが、こうなるのか」って読み通りにいくけど、それでも爽快感あって良かったよ。
楽しめた
ちょっとB級感があったのは意外だった。逆にそのぶんアッサリしていて軽さがあって、それはそれでいい。
パティの話でもあり、家族の話でもある。ばあちゃんとかあちゃんと娘の話。
白人とインド人と変わり者お坊っちゃん黒人のラップの話でもある。
音楽が売りの映画なはずだから、この作品が単館系の小さな箱でしか上映されてないのがなんとも残念。音響のパワフルな大きなシアターで観たい。
それだけ他にもよい作品がたくさんあるということだから、贅沢な不満なんだろうけど。
ラップの世界観が分からないと駄目かもね
本作品を一足早く見せて頂きました。
実は本作品、映画館で予告編を見ていた時から見たいと思っていて、自分なりに予告編から内容などを推測して期待度を上げてしまいました・・・
で、本作品、私の想像の映画とは違っておりました。
まず、ラップの世界観が分からないとついていけないかな・・・・
台詞も歌詞も過激で、ある意味ブラックユーモアに満ちているのですが、日本人には、少々難があるかな・・・
この手の作品って、もう少し分かりやすく字幕も日本流にアレンジしても良かったかな・・・・題材は良かったので・・・・
母親役のブリジェット・エヴェレットが大変に良かったです。
ラップが好きな人や詳しい人が見れば良いのかな・・・
私も若い頃はロックバンドでデビューを夢見ていた人間なので、ある意味、アマチュアの裏側はなんか好感が持てたよな、思わず「頑張れ」と言いたくなるシーンも有ったな・・・
もう少しある意味、笑いごろげられればもっと良かったな・・・
パティの歌に心が共鳴する!
面白かったなぁー
最後には感動して泣いてしまったー
やっぱり音楽っていいなぁと思ったし、音楽っていうのは、オーディエンスの前で披露してこそ、完成するものだなぁと思った
ラッパーを目指す白人金髪ぽっちゃり女子のパティが、日常生活の辛さに耐えながら夢に向かって突き進む姿を描く
アメリカで白人金髪女子と言ったら、マジョリティに分類される人たち
けれど、ラップの世界では完全にマイノリティ
しかも、パティは見た目が明らかにぽっちゃりしているので、三重苦を背負いつつ、チャレンジする以前から、手枷、足枷がついているようなもの
そんな彼女が、その世界で成功するにはどうしたらいいのかが、ここでは描かれる
アーティストという職業は、自分の魂を表現してこそ、それを見ている人の心を打つことができる
その中でラップとは、その詩こそが全てであり、詩に魂を込め、リズムが翼となって聞いている人の心に飛んでいく
その魂とは
自分が嫌っているぽっちゃりした外見も、うざいママも、うまくいかない仕事も、つまらない人生を全部受け入れた時に初めて形になる
自分をごまかした見せかけの嘘に魂は入らない
そのパティの魂が形になった時、思わず涙が溢れてしまった
魂がこもった歌は、人の心に共鳴し、聴いている側も思わず泣いてしまうものなのだと実感した
そしてその上で、夢を叶えるには、ハングリー精神が必要なんだってことを痛感した
たとえ失敗したとしても、チャンスには飛び込むべきだし、「ここから抜け出してやる」という気持ちを捨ててはいけない
その先に何があるか見えないような暗闇であっても、恐れることなく突き進んだ者だけに、次の道が開かれるのだ
パティに元気をもらった映画だった
夢を諦めたくない人にぜひ、見て欲しい作品
卒!冷笑
スクリーンに映し出されるパティは、実は自分の奥底にしまい込んだ「夢」の象徴。パティをダサいと笑ったり「痛いなあ」なんて上から目線で小馬鹿にしたりすることは、観ている自分自身の「夢」を諦めてしまっているだけなのかもしれないですよね。
パティもパティの母ちゃんもばあちゃんも世の中を冷やかして諦めていたけど、本当は自分の中にある熱いものを燃やしたくてたまらないんです。自分のラップに熱くなるのも人に対して熱くなるのも、一体何が悪いのかしら?人を評論する暇があるなら、自分の中の熱いものを燃やして生きよう。
だって、ずっと日本を覆ってきた冷笑なんてこと自体がもうちょっと違う違う。冷笑なんて1ミリたりとも自分の為にも人の為にもならないって、傷つかない様にしていたことが逆に自分を傷つけてしまうことだったって、パティをみていて気がつきました。
ここ最近のアメリカからは血の通った熱い作品ばかりが届くから、きっと自分にも他人にも一生懸命だったりすることが、見直されるはずですよね。自分にも他人にも温かい言葉をかけたくなるはず。そしてキラーPは女性版ランディ(BYレスラー)のようで、めちゃくちゃカッコいい最高の女でした。
貧苦をラップで吹き飛ばそせ
母親とおばあちゃんの存在無くしてこの作品は成り立たないと言っても良いくらい見事な演出です。アメリカの貧困さがリアルに伝わり、ラップを通してそれを跳ね除けようとするパティはたくましい。最後のステージの場面ではウルウルくるほど感動しました。
ニュージャージー州郊外で無職の母バーブ、要介護の祖母ナナと同居して...
ニュージャージー州郊外で無職の母バーブ、要介護の祖母ナナと同居しているパティは近所では"ダンボ"と呼ばれバカにされているが、カラオケバーのバイトで家族を養いながらヒップホップスターになることを夢見る23歳。唯一の友達は薬局勤務のインド系男子ジェリだけ。彼らは街のバーで独創的なスタイルで演奏するギタリスト、バスタードに出会う。ナナを連れて父の墓参りに行ったパティは偶然バスタードを見かけて後をつけると、そこは様々な機材があるボロ屋。これはすごいことが出来ると直感したパティはジェリを呼び出し、ナナも巻き込んでヒップホップユニットPBNJを結成・・・からの白人女子版『8 Mile』。
母に激しく反発しながらも、母がカラオケでアノ歌を歌う時にはサビでさりげなくキーを下げる優しさを持つパティが静かに歌い出す曲で涙腺崩壊、あくまでダークで辛辣だった『8 Mile』に対して、こちらはドン底から這い上がろうとするパティを見つめる視線があくまでも優しく、思わず踊り出したくなる愛らしいミュージカルファンタジーとなっています。
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