「意外な展開、驚きの武蔵」武蔵 むさし お転婆さんさんの映画レビュー(感想・評価)
意外な展開、驚きの武蔵
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武蔵と小次郎の対戦モノとはいえ、フィクションであることが最初からわかってはいるからさぁ何でも来い!といった構えで見ていたら。あらあらあら…
武蔵ネタの映画はとにかくチャンバラが無ければ話にならないわけだけれど、ここの武蔵はあくまでも「剣道家」人を「斬る」ことに堪らなく虚しさを覚えて山籠りまでしてしまう。
一方の小次郎はマツケンで、あまりにも年上の設定に驚くだけではなく、彼の台詞でも「民を守りたい」などという思わぬ展開。
だから、というわけなのか武蔵は漁船の櫂を削って作った特大の木刀を使い、小次郎の燕返しを峰打ちにして凌ぎ「斬らずに」勝負を決めた!…と思ったのに…
なんとも言えない虚しい展開になってしまった訳ですね。
全体が彩度を落とした白黒に近いトーンで撮影されており、雰囲気としてはとてもいいのだけれど、ロケがほとんど茨城県。巌流島も大洗海岸、ということであまり背景探しを面白がれなかったのが残念!
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