「ノワールの底にあるのは哀しみ。」名もなき野良犬の輪舞(ロンド) はるさんの映画レビュー(感想・評価)
ノワールの底にあるのは哀しみ。
追い詰められた人間の生き抜く術は人を信じぬことだ。
そんな言葉を吐き捨てながら生きていくことは辛いことなのだ。犯罪に手を染めるきっかけは人それぞれ違う。でも共通することは哀しみなのだろう。
歓びは簡単に共感できるが哀しみには共感を見出すことが極めて難しい。其々の哀しみの種類は千差万別で複雑過ぎるからなのだろう。
この映画のこの哀しみの感情の共通項は何か?
それを命題にスタイリッシュにコミカルに物語は作られている。
韓国ノワール映画は新しい展開を見せはじめている。
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