劇場公開日 2019年7月6日

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こはくのレビュー・感想・評価

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3.5父を、そして母を思わずにはいられない

2019年7月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

長崎を舞台に井浦新と大橋彰(アキラ100%)が兄弟を演じた。

弟の亮太(井浦)が5歳のとき、必ず迎えにくると言って家を出た父は、35歳となった今も帰ることはなかった。町で見かけた父を一緒に探そうという兄の章一(大橋)の誘いをきっかけに、二人は父の足跡を追うこととなる。

亮太が自身を父に、そして妻を母に重ね合わせて両親の心情を思う映像が秀逸。妻を演じた遠藤久美子の優しさ、柔らかさも記憶に留めたい。

若い時に覚えた親に対する憎悪や嫌悪は時間とともに曖昧になり、更には自らの罪にすり替わる。そんなことをイメージしたことがある大人たちには結構染みる作品だろう。

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エロくそチキン

3.5家族探しは自分探し

2019年7月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幼少の頃の父親の記憶がないということは、これほどまでに自分の「根っこ」を不透明にし不安にするものなのか。デラシネを生きることは虚妄か。

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こばりん

2.0当たり前にならなかった人

2019年7月7日
Androidアプリから投稿

難しい

幸せ

 5歳の頃に両親が離婚して依頼30年間父親と会っていない主人公が、兄が父親を見かけたと述べたことを切っ掛けに兄と二人で父親を捜す話。

父親の営んでいたガラス工房を継いだ次男の主人公と、無職実家暮らしで虚言癖のある兄。
離婚歴があり自身も離婚以来二人の息子達とは会っておらず、再婚した嫁との間に新たに子供が出来たというところから話が展開していく。

どこまで本当かどこまで本気かわからない兄貴に振り回されながら二人で父親を捜すけれど、何故父親に会いたいのか。
それまでもそういう思いはあったのか?

自分も若干の違いはあるものの育ったのは似た様な境遇なのにこれっぽっちも理解出来ない。
自分がドライ過ぎるのか?個人差とかはあるんだろうけど。
主人公の場合は自身も離婚と再婚や子供のこともあるから又違うのか?

雰囲気は良かったけど、その辺の感情や動機がもうちょい描かれていたらハマったかも知れないけれど、それが殆どないから良くわからず、ふ~んという感じしかなかった。

そういう意味では怪しげな店での「いたとして…」がビンゴかな。

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Bacchus

4.5家族であること

2019年7月6日
iPhoneアプリから投稿

生きていると、思い出したくないこともあれば、思い出そうとしても、なかなか思い出せないこともある。
生きていると、誰かに話しておきたいこともあれば、誰かに聞いて欲しくても、なかなか話し出せないこともある。

そして、たとえ家族であっても、それぞれ想いは違ったりするし、たとえ家族であっても誤解があったりもする。

だから、出来たら、たまには会って話してみたら良い。

思い出は、少しくすんだセピアがかったコハク色でも、会ってみたら、またキラキラし始めるかもしれないのだから。

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ワンコ

4.0愛情と我欲と素直になれなくて

2019年6月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

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atararui