「序盤とクライマックスの銃撃戦は凄かった。」ザ・アウトロー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤とクライマックスの銃撃戦は凄かった。
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ロサンゼルスの銀行強盗の件数の多さを教えられ、警察も人手が足りないんだなぁと思っていたら、早速始まった。ドーナツ店でのやりとりを見ると、やっぱりアメリカの警官ってドーナツが好きなんだと、ハリウッドのお約束を盛り込んでいた(笑)。
メリーメン率いる強盗団と、警察側の様子が短いピッチで画面切り替え、双方のドラマも楽しめる手法。ニック・オブライエンの型破りな捜査と、家庭ではダメ夫を演じるなど、刑事ドラマの人間臭さも演出していたし、犯人側は「一般人には手を出すな」という義賊のように描かれ、どちらにも感情移入して観ることができた。個人的には両サイドに通じていたドニー(オシェア・ジャクソン・Jr)のキャラが好きだった。
しかし、銀行強盗をまるでゲームのように扱っていることが不満材料。やっぱ、アメリカの貧困とか、銃社会の恐ろしさを描かないと、どうしても加点しづらい。演出、映像が良かっただけに、監督の次回作に期待します。
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