棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家のレビュー・感想・評価
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棘の中にあるもの
この作品は『地域の名産品』や『地域交流』だけではなく、現代社会の問題視されているようなものにも視点を向けられていました。
例えば『若者の地域離れ』や『様々な地域産業の衰退』があげられます。それをこの作品は三島大樹という存在をきっかけに上手く取り入れて優しくあたたかかな雰囲気に仕上げられていました。
渋谷有香が主人公ではありますが、彼女だけでなく、木下初恵、三島大樹、原口文也…それぞれのキャラクターがしっかりと活きていて、彼らの心にもつ棘の中にあるものがそれぞれに違うところもまた魅力で見所だと思います。
個人的にですが、土田拓海演じる原口文也というキャラクターですが、意外といい奴なので是非注目していただければと思います。
勿論ここに出てくる栗や料理はどれもとても美味しそうで、映画をみたあと実際にケーキをいただきましたがとても美味しかったです。
笠間市の魅力だけでなく家族の大切さや愛しさがぎゅっとつまった、また笠間に行きたくなる、そんな素敵な時間をすごせました。
そして私の心の中にある棘に守られた大切な何かに改めて気づかされたそんな作品でした。
笠間の栗、めっちゃ食べたい!
主人公、謎の男、笠間の青年、どの立場で観ても感慨深いストーリーで、今という時間を大切にしよう、家族、友人との繋がりを大切にしようと思いました。人生にちょっと迷った時には見直すきっかけに、1歩を踏み出せない時には背中を押される映画だと思います。
笠間のおばあちゃんがとても可愛らしく優しくて、ほっこりしました。おばあちゃんが作るおかずも栗ご飯も美味しそうだし、栗林の映像がとても美しかったです。
おばあちゃんと謎の男の関わりは涙なしでは観ることができません。
ハンカチとティッシュは忘れないでください(笑)
※over40の昭和時代がわかる人が観るとなかなか笑えるギャグがそこかしこに散りばめられていて笑えます☆
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