劇場公開日 2018年12月1日

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「コメディだと知らずに見てました」セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー! kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0コメディだと知らずに見てました

2018年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 キューバの大学教授セルジオ(トマス・カオ)は無線機仲間であるアメリカ人ピーター(ロン・パールマン)とは無線機仲間。モールス信号しか打てなかったセルジオだったが、アマチュア無線機をもらい、ようやく彼の留学経験を生かして3ヵ国語を駆使することになる。ひょんなことから宇宙ステーションの飛行士セルゲイ(ヘクター・ノア)と交信することになったのも、セルジオがモスクワに留学したことがあったからだ。

 3ヵ国語が飛び交う中でも、レーニン主義信奉者のセルジオはピーターと深刻な話をもする。実はピーターはポーランド出身のユダヤ人であり、両親が政府によって殺された経緯があったのだ。それもヒトラーやナチスではなく、スターリンの粛清によって・・・。これをセルジオに告白するシーンがとても心に響いた。

 キューバの貧困ぶりも描かれていたけど、やはり陽気な国というイメージ通り、「また働きに出るわ」などと結構前向きな国民性。
 ソ連が崩壊したことによって、宇宙ステーションに一人取り残されていたセルゲイの救出作戦も無期限延期となり、ソーラーパネルに隕石はぶつかってくるし、大ピンチ。ここからどうやって助けるのだろうか!48時間てのは無理だろう!マット・デイモンなんて1年半かかったんだぞ!と、思ってはみたものの、やはり実話ベースだし、ゆるい展開なので安心して観れました。

 冒頭の衛星画像とかラスト空中に浮いたりするのはgood♪

kossy
bloodtrailさんのコメント
2018年12月4日

kossykossyさんへ
公安女史の「冷たい演技」がコメディ感を打ち消してたのかなぁ、と思います。彼女の手下を、より間抜けに見せるための演出なんだと思いますが。個人的には、これくらいのサイズ感で、力を抜いて楽しめる映画が好きです。

シアター貸し切り経験は、私は今のところ一度もありません。今年は「ハンソロの4DXが二人」ってのが最小記録です。7月6日の豪雨で公共交通機関が全停止した夜の事でした!

bloodtrail
kossyさんのコメント
2018年12月4日

bloodtrailさんへ

コメントありがとうございます!
確かに重い内容をコメディタッチで描いてましたね~
劇場では俺一人しかいなかったので、
クスッと笑えたりもしたのですが、
観客がもっといれば素直に笑えたのかもしれません・・・

kossy
bloodtrailさんのコメント
2018年12月3日

kossykossyさんへ
実際のところは、かなりシリアスな現代史コンテンツを、シニカルをスパイスにした下町コメディにしてしまうセンスが、たまらなく好きです!

bloodtrail