「頭のゆるさを許せるかどうか」ザ・プレデター 財団DXさんの映画レビュー(感想・評価)
頭のゆるさを許せるかどうか
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人の死すらも不謹慎なんてレベルをとうに超えたギャグに仕立て上げるシェーン・ブラック。彼の作家性が炸裂したノワールコメディの前作『ナイスガイズ』は個人的に大好物だった。
だが、今回は様子が違った。
ホラーSFの傑作である『プレデター 』と比べるのは酷だが、緊張感が高まる捕食者(プレデター )との戦闘とシェーン・ブラック節は食い合わせが悪い。やるかやられるかの死闘の裏でしょうもないギャグを言われても笑っていいのか悪いのか…。
『息子が長いこと腕輪をつけすぎだよ!外せよ!!
』
『ハロウィンの日にプラズマキャノンで撃たれる人はストーリー上いらなくね!?』
『スターリング・K・ブラウンはいつ死んだの?』
『そもそも自宅にプレデター の仮面送るなよ!私書箱宛とはいえ危なすぎるだろ!!』
などツッコミが追いつかない。
『プレデター 』という枷とシェーン・ブラック節が互いに足を引っ張ってどっちつかずになった印象だな…。
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