「猛暑の夏に最も涼風を感じた邦画がコレだった!」センセイ君主 MPさんの映画レビュー(感想・評価)
猛暑の夏に最も涼風を感じた邦画がコレだった!
少女コミックの映画化。近頃の人気コンテンツだが、いかんせん、漫画のコマと吹き出しをそのまま映像化したような、勢いだけの青春ラブコメに陥りがち。しかし!本作は恋愛コンプレックスの女子高生がイケメン教師の胸めがけて、一直線に突進していく様を、漫画とは異なる映画のリズム感で追っていて、いつの間にか引き込まれている自分がいた。それは、ヒロインを演じる浜辺美波の、それこそ顔面神経痛スレスレの熱演と、受けてはいなす竹内涼真先生の"間の取り方"が絶妙だから。結果、何かに向けてまっしぐらになることは決して恥ずかしいことじゃないんだと、いまどきの若者たちをしっかり鼓舞して、映画は終幕へ。個人的に、猛暑に茹だった今年の夏、最も爽やかな涼風を感じた日本映画が、コレだった。なので男子1人でも、是非!
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