「エイリアンもの亜種」クワイエット・プレイス あぶるさんの映画レビュー(感想・評価)
エイリアンもの亜種
音に反応するエイリアンなんて今までいくらでもあっただろうけど、ここまで設定に忠実な映画づくりはなかったのでは。娘が主体になっているところは音無しになっていた気もする。
まずそこに引き込まれて音を立てないように観てしまった。
思春期の娘とまだ純粋な息子、出産間近な母、そして頼れる父。
登場人物それぞれの心情の動きがリアルで、それがこの異常な世界だとものすごく窮屈。
感情を爆発させたいけどできない。もどかしい。どこか今のコロナ禍を彷彿とさせた。
SFとしての設定の甘さはあるものの、終始ハラハラできて満足できた。
ただし中盤のおじいさんだけは謎。あのおじいさん何者やったんやろ。
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