「心臓がドキドキハラハラ」クワイエット・プレイス Normanさんの映画レビュー(感想・評価)
心臓がドキドキハラハラ
無の音から始まる世界。
みんな手話で生活していて
一切音を立てないよう生きているのが冒頭でわかる。
一番下の息子が音のなる飛行機のおもちゃを
見つけて手に取ってしまうが
父親がすぐ見つけて、電池をゆっくりとはずし
これは持っていけないと教える。
でもお姉ちゃんは音のしないおもちゃなら大丈夫と
飛行機を弟に隠れてわたす。
お姉ちゃんは電池を抜いているから安心していたが
弟は知らぬ間に電池を入れていて
橋のところで、飛行機が大きな音を立て出す。
その直後見たこともないエイリアン?のような
怪物が息子を一瞬で殺してしまいました。
音を鳴らしてはいけない原因はこのエイリアン。
目が見えず耳が特化していて、少しの音ですぐに攻撃してくる。
まずこの世界線は一体何なのかってなるのですが
そこを考えちゃうと内容入ってこないので
そこは一旦こういう世界なんだなと受け止めた上で見ると
この画像がどこまでも声を出さないように
生きる生活の流れを見ることができて
なんか、すげぇ。。ってなります。
陣痛がきてしまい、その最中に足を釘で踏んだ時も
子供が産まれるギリギリまで我慢する母親の顔を
見ているだけで、こっちまでお腹痛くなりました!
とんでもない演技力です。
言葉がなくても、表情だけで伝えられる力がある
俳優さんたちが子供たちも含めて集まってました。
お姉ちゃんはもともと耳が聞こえないのか
補聴器を耳につけていました。
お父さんは何度も何度も補聴器作っていたようです。
自分の息子たちが危険に晒されて
そこを救うために、わざと大声を出して
自分を犠牲にして子供を守った父親。
逃げ切った矢先、またエイリアンがきて
生まれた赤ちゃんの声ですらやばいのに
救われたと思ったら、一大事
救われたと思ったら、一大事の繰り返しで
気が休まる瞬間が全然なくて、ハラハラします。
聴覚がすぐれすぎているエイリアンの弱点が
周波数?による電波?みたいなものに弱いと
娘の補聴器のおかげで気付きます。
気絶させることはできても殺すことが出来ず
ギリギリのところで、母親が鉄板で撃ち殺します。
その音でまたたくさんのエイリアンが
家に向かってるのが監視カメラにうつりこみ
その瞬間、母親と娘が決意の顔を見せます。
そこで映画が終わってしまいますが
戦うという意思表示の元終わりました。
勝つとか負けるとか、エンドのない終わり方でしたが
なぜか、よし!って思えた終わり方でした。
前向きな姿勢が言葉がなくとも伝わる。
これで生き抜けるかも!と希望の光が見えたからですかね。
今後赤ちゃんのこととか、銃の玉がなくなったらとか
電池切れたらとか、色々考えたらキリないですが
おもしろかったです。
エイリアンが謎すぎる、あれの正体が全くわからない。
という点は、一回おいといて見た方が楽しめる作品です。
これを検索さしていたら、今期にこの続編が公開とのことで
続き、ぜひ見たいと思います。